ライコネン、PUコンポーネント3基を交換「チームからマシンを停めるよう指示された」
スクーデリア・フェラーリは、F1スペインGP初日FP2でマシン後方から白煙を吐いたキミ・ライコネンのマシンについて、予防的措置として内燃機関(ICE)、ターボチャージャー、MGU-Hの各コンポーネントを交換することを明らかにした。各々シーズン2基目の投入であるため、罰則対象外の交換となる。
11日午後に行われた2回目のフリー走行で、走行中のライコネンのマシンにトラブルが発生。マシン後部から白煙が上がり、テレメトリー上ではパワーユニットの異常を知られる警告が発せられた。今回のPU交換はあくまでも予防措置であり、各ハードウェアの状態はまだ確認されていない。詳細な検査の上、問題がなければ残りのシーズンで使用する事ができる。
「セッション中に幾つかトラブルが発生したため、チームからマシンを停めるよう言われたんだ。何が起きたのかはまだ分からないから、調べてみるつもりだ」とライコネン。1回目のフリー走行では5番手、問題の発生した2回目の走行では6番手タイムを記録した。
「今日は少し厄介なところもあったけど、全体としてはそれほど悪くはなかったよ。風の影響で少し難しかったんだけど、毎年この時期のバルセロナはこんなものだらかね。路面の舗装はテストの時と変わらなかったけど、今日は天候が違った。ここは誰もが良く知るトラックだけど、足を運ぶ度にまるでゼロからの再スタートみたいになってしまう」
「今日は色んなことを試しそこから学んだ。ほとんどの時間帯はかなり良い感じだったよ。最もスムーズだったとは言えないまでも、自分たちが何をすべきかについては凡そ理解できたと思うよ」
F1スペインGP 3回目のフリー走行は日本時間5月12日(土)19時から、公式予選は同22時からバルセロナのカタロニア・サーキットで行われる。