ウィリアムズF1、シロトキン起用とマルティーニ離脱の因果関係を否定

クレア・ウィリアムズ副代表とパディー・ロウcopyright Glenn Dunbar/Williams

ウィリアムズF1のクレア・ウィリアムズ副代表は、マルティーニ社がスポンサー降板を決断するに至ったのは、フェリペ・マッサの代わりにセルゲイ・シロトキンを起用したためとの憶測を否定した。

公式バルセロナテストが開催される中、2014年以降同チームのタイトルスポンサーを務めてきたイタリアの大手酒造メーカー、マルティーニ社が、2018年シーズンを以て商業契約を打ち切る事が明らかとなった。マルティーニ社に他チームへの乗り換えの意思はなく、同社を象徴する”赤と青のストライプ模様”は、F1から完全に消滅する。

アルコール飲料は各国において年齢制限の対象となっており、マルティーニ社はマーケティング上の理由から、年齢25歳以上のドライバーの起用をチーム側に要求していた。しかしながら、ウィリアムズ側は「要件を満たす25歳以上のドライバーを獲得するのはかなり困難」だとして、マルティーニ側に理解を求めた。

チームは昨年、フェリペ・マッサとの契約を延長しない事を決定し、22歳のシロトキンを起用する事を決めた。シロトキンとシートを争っていたロバート・クビサは33歳、商業スポンサーの求める年齢を十分に満たしていたが、チームは多額のロシアンマネーをもたらす若いロシア人ドライバーを迎え入れた。

クレア副代表は、マルティーニ社はシロトキン起用とそれに関わる同チームの将来計画を認識・支持していたと語り、シロトキンの起用と同社離脱の間には何も関係がないと主張した。

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