ジェッダ市街地コースを走行するジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)、2025年4月18日F1サウジアラビアGP

F1サウジ:ドゥーハン、立て続けのピット規定違反により処分

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2025年F1サウジアラビアGPの3回目のフリー走行(FP3)を経て、2度にわたってピットエントリー規定に違反したとして、ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)に警告および戒告処分(ドライビング)が科された。

ドゥーハンは予選前の最終プラクティス中に、2度にわたり「ピットエントリーと走路との間のペイントエリア」に進入した。この区域への進入は禁止されており、レースディレクターから事前に通達されていた。

現地時間16時34分に発生した1回目の違反については、警告処分にとどめられた。エンリケ・ベルノルディを含む4名のスチュワードは、「フリー走行中の出来事であるため、より重い処分は不要」と判断した。

しかしながら、その9分後にあたる現地時間16時43分に発生した2度目の違反については、戒告処分が下された。1シーズン中に5回の処分を受けると、10グリッド降格ペナルティが科せられる

スチュワードによれば、アルピーヌは1回目の違反後にドゥーハンに対して注意喚起を行っていたが、それにもかかわらず、ドゥーハンは再び同様の違反行為を繰り返した。このため、2度目の違反であることを重く見たスチュワードは、戒告処分を科す決定を下した。

イベント初日には、リアム・ローソン(レーシング・ブルズ)が2度にわたって同様の違反を犯しており、同じように警告および戒告処分(ドライビング)が下されている。

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