F1サウジ:リアム・ローソン、2度のピット規定違反により処分

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2025年F1サウジアラビアGPの初日フリー走行1を経て、リアム・ローソン(レーシング・ブルズ)に対し、2度にわたるピットエントリー規定違反により、警告および戒告処分(ドライビング)が科された。

ローソンはジェッダ市街地コースで行われたオープニングセッション中、2度にわたり「ピットエントリーと走路との間のペイントエリア」に進入。この区域への進入は禁止されており、レースディレクターから事前に通達されていた。

現地時間16時44分に発生した1回目の違反については、警告処分にとどめられた。エンリケ・ベルノルディを含む4名のスチュワードは、「フリー走行中の出来事であるため、より重い処分は不要」と判断した。

しかしながら、現地時間16時51分に発生した2度目の違反については、ローソンにとって今季初となる戒告処分が下された。1シーズン中に5回の処分を受けると、10グリッド降格ペナルティが科せられる

スチュワードによると、レーシング・ブルズは1回目の違反を経て、フライングラップ中であったために無線でローソンに警告を出さなかったと説明。一方でローソン自身は聴聞会において、当該行為が禁止されていたことを認識していたと認めた。

明確に禁止された事項に対する2度目の違反であることを重く見たスチュワードは、ローソンに対して戒告処分を科す決定を下した。

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