マクラーレンのフェルナンド・アロンソ、シルバーストーンサーキットにて
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フェルナンド・アロンソ「マクラーレン向きのコースだからポイント獲得が至上命題」

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マクラーレンF1チームのフェルナンド・アロンソが、2018年FIA F1世界選手権第15戦シンガポールGPに先立って抱負を語った。低速のマリーナ・ベイ市街地コースはマクラーレンMCL33の性能が発揮しやすいコースであるだけに、アロンソはポイント獲得を至上命題に上げている。

昨年のレースでは、好スタートを切ったキミ・ライコネンがマックス・フェルスタッペンを抜きにかかったものの両者が接触。連鎖的に、ポールのセバスチャン・ベッテルとポジションを大幅に上げていたアロンソが巻き込まれ、多重クラッシュが発生した。マシン左リアのフロアにダメージを負ったアロンソは何とか走行を続けるも、ピットからのマシン監視が不可能な状態に陥り、9周目にリタイヤした。

マクラーレン向きのコースだからポイント獲得が至上命題

フェルナンド・アロンソ

ヨーロッパ・ラウンドの締め括りであるベルギーGPとイタリアGPは、共に難しいレースに終わってしまった。ポイント獲得を狙ってたのに2回ともリタイヤなんて悔しいけど、モンツァでの決勝レースで幾らかペースを見いだせた点は良かったね。気持ちを切り替えて次のフライ・アウェイに挑むよ。

マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットは僕らのマシンパッケージ向きだから、信頼性確保を第一にした上で、パフォーマンスを最大化しなきゃならない。目標は当然、ポイント獲得だ。

シーズンを経る毎に競争は激化しているから、ライバルに負けないように開発ペースを維持し続ける必要がある。照明に照らされる中で行われるシンガポールGPは、毎年ファンにとって魅力的な週末になるから、僕としても楽しみなんだ。


シンガポールGPの戦いの舞台となるのは市街地コースのマリーナベイ市街地コース。1周5073mのコースは23ものコーナーから構成され、その内の半分が時速100kmを下回る。

昨年のグランプリでは、メルセデスのルイス・ハミルトンがF1史上初のウェットナイトレースを制し優勝。2位はレッドブルのダニエル・リカルド、3位はバルテリ・ボッタスいう結果だった。

F1シンガポールGPは日本時間2018年9月14日(金)17時30分からのフリー走行1で幕を開ける。

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