トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリー、2018年F1モナコGPにて
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ピエール・ガスリー「湿気と暑さ対策はバッチリ、サウナを使ってトレーニング」

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トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、マリーナ・ベイ・ストリートサーキットで行われる2018年FIA F1世界選手権第15戦シンガポールGPに先立って抱負を語った。

シンガポールは熱帯雨林気候に属しており、一年を通じて高温多湿。レースが行われる9月はモンスーンの影響で一月の半分近くが雨となり、平均湿度は83%を超える蒸し暑い日が続く。

コックピット内の温度は50℃を超え、2時間ほどのレースを終えると体重が3kg程度も減少するほど過酷なレースとなるため、ドライバーは万全な暑さ対策を行った上で現地入りする。

湿気と暑さ対策はバッチリ

ピエール・ガスリー

シンガポールへは、レッドブルのサードドライバーだった時に一度だけ来たことがあるだけなんだ。でも、レースは観戦しているし、湿気や暑さやナイトレースがどんなものかは一応分かってるつもりだよ。

起きるのは午後で、寝るのは明け方なんだよね。ヨーロッパ時間での生活のリズムを変えないで、人工照明下で運転する事に慣れさえすれば良いんだって認識だよ。前に行った時は本当に楽しかった。

とんでもなく蒸し暑いコンディションだから、一年の中で一番体力的に厳しいレースになる。実際のトラックを走った事はないけど、コースレイアウトは確認してるよ。コーナーが多くてテクニカルで、リズムが重要な僕好みのサーキットだと思う。

スパとモンツァでの2レースが厳しい戦いになる事は予想してたけど、データ的に言えば今回のシンガポールは過去2戦よりも僕らのマシン向きだから楽しみだよ。

暑さ対策は万全だよ。服をたくさん着た状態で汗を流すトレーニングをやってるし、サウナを使ったりしてグランプリが始まる直前までトレーニングを重ねる予定なんだ。

マリーナ・ベイ市街地コースは、テレビゲームで大好きなトラックだから、実際に本物を走れるのが楽しみだよ。


シンガポールGPの戦いの舞台となるのは市街地コースのマリーナベイ市街地コース。1周5073mのコースは23ものコーナーから構成され、その内の半分が時速100kmを下回る。

昨年のグランプリでは、メルセデスのルイス・ハミルトンがF1史上初のウェットナイトレースを制し優勝。2位はレッドブルのダニエル・リカルド、3位はバルテリ・ボッタスいう結果だった。

F1シンガポールGPは日本時間2018年9月14日(金)17時30分からのフリー走行1で幕を開ける。

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