2023年F1第2戦サウジアラビアGP金曜2回目のフリー走行が現地3月17日に行われ、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）が1分29秒603を記録。FP1に続いて最速を刻み、初日をトップで締め括った。

ランキングリーダーはヘッドレストの位置が悪いと不満を漏らす場面がありながらも、第1セクターで全体ベスト、第2セクターで自己ベストを更新。最後はタイヤがもたずトータルとしてFP1を僅かに上回るに留まったが、それでも全20台のトップに立った。

2番手には0.208秒差でフェルナンド・アロンソ（アストンマーチン）が続き、何らかのメカニカルトラブルを抱えていたセルジオ・ペレス（レッドブル）を1000分の91秒差で3番手に退けた。角田裕毅（アルファタウリ）は13番手という結果だった。

エステバン・オコンが4番手、ピエール・ガスリーが1000分の61秒差の6番手と、アルピーヌはチームとしての好調さをアピールした。

その一方でメルセデスはジョージ・ラッセルが5番手を刻むも、7度のF1ワールドチャンピオン、ルイス・ハミルトンは11番手に沈んだ。

ハースはニコ・ヒュルケンベルグが8番手に飛び込み、7番手につけたアルピーヌA523を駆るランス・ストロールに1000分の71秒差に迫った。

トップ3の後方は0.142秒の中に5台がひしめく接戦で、アルピーヌ、メルセデス、アストンマーチン、そしてハースのパフォーマンスが拮抗した。

フェラーリ勢はシャルル・ルクレールが9番手、カルロス・サインツが10番手と、実に控えめな結果となった。

FP1に引き続き現地ジェッダは晴天に恵まれ、予選・決勝と同時刻帯のプラクティス2は気温26℃、路面31℃と涼しめのドライコンディションでスタートした。路面温度はFP1より10℃以上低下した。

各車、まずはFP2に向けて変更したセットアップを評価すべく、ミディアムあるいはハードタイヤを履いてコースを周回。その後、ソフトタイヤに履き替えての予選シミュレーションを経て、終盤に向けてレース・シミュレーションに取り組んだ。

ジェッダはブラインドコーナーが多くタイトであるため、特に予選ではトラフィックが問題となる。FP2ではルクレールがヒュルケンベルグに、アロンソがサインツに前を塞がれ計測ラップを放棄するシーンがあった。

角田裕毅は開始早々、ウォールに軽く左フロントを接触させる場面があったが、全車最多タイとなる30周を走り込み、トップ10まで0.184秒差の13番手につけた。

僚友ニック・デ・フリースは17番手とやや遅れたが、チームメイト間のタイム差としては0.145秒と、アルピーヌに次いで2番目に近かった。

逆にチームメイト間で最もギャップが大きかったのはマクラーレンで、19番手のオスカー・ピアストリは12番手ランド・ノリスに対して1.243秒の遅れを取った。

ノリスがトップ10争いのライバルとして名指ししていたアルファロメオ勢はFP1に続いて下位に沈んだ。周冠宇は16番手、バルテリ・ボッタスに至っては20番手最下位に沈んだ。

3回目のフリー走行は、日本時間3月18日(土)22時30分から1時間の日程で開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

2023年F1第2戦サウジアラビアGPフリー走行2（FP2）リザルト

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