F1サウジアラビアGP決勝レースでクラッシュに巻き込まれたハースのニキータ・マゼピンは、前走のジョージ・ラッセル（ウィリアムズ）が急ブレーキを掛けたため自身に為す術はなかったと語った。

ミディアムタイヤを履いて20番グリッドからスタートしたマゼピンは、僚友ミック・シューマッハのクラッシュによる赤旗前のセーフティーカーでステイアウト。16番手に浮上した。

またとないチャンスに向けてハードタイヤに履き替えたマゼピンは、ターン5への進入の際にセルジオ・ペレスとシャルル・ルクレールがクラッシュしたアクシデントに巻き込まれた。

マゼピンは回避行動に出たラッセルに突っ込み停車。幸いにも深刻な怪我はなかった。

突然、ラッセルがブレーキをかけて…

ニキータ・マゼピン決勝: DNF位, グリッド: 20番手

ツイてない事にかなりの衝撃を受けた。（赤旗の際に）ステイアウトした分のアドバンテージを得てターン2の出口でストロールとバトルしていたんだ。

その先は単なるエンジン全開区間だからって頭で走っていたら、突然、前を走っていたラッセルがブレーキをかけたんだ。僕もブレーキをかけようとしたけど時速320kmから停止するには距離が足らずぶつかるしかなかった。

後でリプレイ映像を見て、彼自身もイン側にいた1台を避けようとしていた事が分かった。

12月5日(日)にジェッダ市街地コースで行われた2021年F1第21戦サウジアラビアGP決勝レースでは、ルイス・ハミルトン（メルセデス）がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にマックス・フェルスタッペン（レッドブル・ホンダ）、3位にバルテリ・ボッタス（メルセデス）という結果となった。

ヤス・マリーナ・サーキットを舞台とする次戦、シーズン最終F1アブダビGPは12月10日 (金) のフリー走行1で幕を開ける。

F1サウジアラビアGP特集