2020年12月05日、F1サクヒールGPの最終プラクティス中に、ガレージ内で計量を行うレッドブル・ホンダのアレックス・アルボンcopyright Red Bull Content Pool

アレックス・アルボン、まさかのQ2敗退「予選に向けてFP3でソフトタイヤを温存したのが裏目に…」

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レッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは好結果への自信を胸にF1第16戦サクヒールGP公式予選に挑んだものの、結果は12番手と散々で、 痛恨のQ2敗退を喫した。ショートトラックでは些細な問題が致命的な差となって結果に表れる事がある。

ノックアウトの兆候はQ1から始まっていた。アルボンは結果的に15番手ギリギリでQ2に進む事となったが、16番手で敗退を喫したハースのケビン・マグヌッセンとの差は1000分の85秒という僅差で、生き残れたのは幸運という他になかった。

予選を振り返ったアルボンは、マシンの感触が良かったため「好結果を期待していた」とし、12番手という結果に「驚いた」と述べ、肩を落として悔しさをあらわにした。

一体何が問題だったのか? アルボン本人は、予選での苦戦の原因は直前に行われた最終フリー走行の取り組みの仕方にあったと考えている。

アルボンはFP3でソフトタイヤを履かなかった数少ないドライバーの1人だった。狙いは予選用セットの温存にあった。だが実際に予選が始まるとソフトタイヤでの走行が上手くいかずQ3進出を逃す事となった。

アルボンは「既にバランスは取れていたと思うんだけど、予選に向けてバランスを変更したんだ」と説明する。

「FP3でソフトを使わなかった事が響いたかもしれない。意図していた通りではあるけど、ソフトタイヤを履いた状態だと基本的にエイペックスでのフロント側のグリップが増すんだ。その結果、(予選ではFP3とは異なり)コーナー毎の前後バランスが変わってしまいトリッキーな事になってしまった」

「いつもやるみたいにフロントウイングの微調整だけじゃどうにもならなくて。Q2の最初のラップにはかなり満足できていたんだけどね…」

バーレーンのアウタートラックはオーバーテイクが可能と考えられているが、アルボンが使うパッケージはライバルと比較するとダウンフォースレベルが大きい。空気抵抗も増えるためストレートでのトップスピードが犠牲となり、追い抜きが難しくなる可能性がある。挽回は可能なのだろうか?

「ダウンフォースが大きいとバトルをする上では難しくなる傾向にある。でも同時にコーナーでの横滑りの量を減らしてタイヤを守る事ができる。僕らがハイダウンフォースを選んだのはそれが狙いなんだ」とアルボンは語る。

「スタートタイヤも選択できるし、今夜は時間をかけて戦略を検討するつもりだ。明日はスタートでトラブルに巻き込まれないようにして、上を目指して戦い続けるよ」


ポールポジションはバルテリ・ボッタス。2番手にジョージ・ラッセルが続きメルセデスが最前列を独占した。2列目3番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、4番手にはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が並ぶ。

2020年 F1サクヒールグランプリ決勝レースは、日本時間12月7日(日)2時10分にスタート。1周3,543mのバーレーン・インターナショナル・サーキットのアウタートラックを87周する事でチャンピオンシップを争う。

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