アレックス・アルボン、もがき苦しんだ53周「今はもう次のドイツを見据えてる」
レッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは、ソチ・オートドロームで行われたF1第10戦ロシアGPを終えて、1ポイントを得るのにもがき苦しんだ53周だったとして「今はもう次のドイツを見据えてる」と次戦に頭を切り替えた。
予選10番手のアルボンはギアボックス交換ペナルティのために5グリッドダウンの10番グリッドからスタート。1周目のセーフティーカー導入と同時にいち早くハードタイヤに履き替えた。
その後は27周目に再びピットへと入り、ミディアムタイヤを履く2ストップ作戦を採用。一時は最後尾を走っていたが、アントニオ・ジョヴィナッツィ(アルファロメオ)をターン13のアウト側からオーバーテイクするなど、何度か巧みな追い抜きを披露して10位入賞で週末を終えた。
順位 | ドライバー | チーム | 周 | タイム | 点 |
---|---|---|---|---|---|
9 | ガスリー | アルファタウリ | 53 | +89.766s | 2 |
10 | アルボン | レッドブル | 53 | +97.860s | 1 |
11 | ジョビナッツィ | アルファロメオ | 52 | +1 lap | 0 |
今はもう次のドイツGPを見据えてる
アレックス・アルボン決勝: 10位, グリッド: 15番手
今日は1ポイントを得るのに苦労したレースだった。楽じゃなかったよ。序盤はハードタイヤを履いて集団の中を走る事になり、なかなかオーバーテイクできず、かなりタイムをロスしてしまった。
ミディアムタイヤに履き替えた後は若干改善し、できるだけ順位を上げようと頑張ったけど簡単にはいかず、悔しいレースになってしまった。常にトラフィックの中にいたためにクリーンエアの中を走れず、満足できるようなラップは1つもなかった。
ギアボックス交換ペナルティーがあったから今日はダメージを最小限に抑える事が大切だった。今はもう、頭をドイツに切り替えた。2週間後は問題のない週末を過ごしたい。
9月27日(日)にソチ・オートドロームで行われた2020年F1第10戦ロシアグランプリ決勝レースでは、3番グリッドからスタートしたバルテリ・ボッタス(メルセデス)が通算9勝目を上げて優勝し、2位にマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、3位に表彰台にはルイス・ハミルトンが続く結果となった。