イアホンを耳につけたレッドブル・ホンダのアレックス・アルボン、2019年F1ロシアGPにて
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アルボン、追い風に煽られクラッシュ「馬鹿げたミスだけど、決勝は楽観視してる」F1ロシアGP《予選》

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F1第16戦ロシアGP公式予選に挑んだアレックス・アルボン(レッドブル・ホンダ)は、追い風に煽られQ1でクラッシュ。まさかの19番手に終わった。

予選第一ラウンドのQ1では、魔のターン13でスピンを喫するマシンが多発。セバスチャン・ベッテルとロバート・クビサに続けてアルボンが足元をすくわれ、車体後方からバリアへと激突した。

先の二人は事なきを得たが、アルボンのマシンはリアエンドにダメージを負い、セッションは6分38秒を残して赤旗中断。事実上の最下位となる19番手でQ1敗退を喫した。

クリスチャン・ホーナー代表は「アレックスの件は残念だった。最初のラップはイエローフラッグに妨害され、2回目のラップは不運にもスピンを喫してしまった」と語る一方で、「ここはオーバーテイクが可能なコースだから、明日はエキサイティングなレースになるはずだ」と述べた。

馬鹿げたミスだけど、決勝は楽観視してる

アレックス・アルボン予選: 19位, FP3: 7位

マックスがFP3でやったように少し攻めすぎてしまい、リアを失いスピンした事以外に、特に何も言うことはないよ。コーナーでは追い風が吹いていて、それに捕まってしまった。現行マシンは追い風に煽られると一気にコントロールを失ってしまうんだ。馬鹿げたミスだった。それだけさ。ただストレスが溜まるだけだ。

今週末は全然自信が持てない状況が続いていて、FP1以来、ずっと苦労してたんだ。でも徐々にまとまり始めてたし、予選には良いリズムで入れたんだけどね。このコースは、どこか1ヶ所でも自信が持てないコーナーがあれば、残りの全てのコーナーでも同じ様に自信が持てなくなってしまうタイプのサーキットなんだ。

本来あるべきポジションよりも下のグリッドからスタートする事になるけど、ロングランのフィーリングは良かったし、ここはオーバーテイクのチャンスも豊富だから、明日のレースについては楽観視してる。これまでも、後方からスタートしてポジションを挽回したレースもあったし、明日は全てを投じて頑張るよ。


ポールポジションはシャルル・ルクレール(Ferrari)。4戦連続の快挙となった。2番手はルイス・ハミルトン(Mercedes)。3番手にはセバスチャン・ベッテル(Ferrari)が続く結果となった。

2019年F1第16戦ロシアグランプリ決勝レースは、日本時間9月29日(日)20時10分から行われ、1周5872mのソチ・オートドロームを53周する事で勝敗を決する。

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