Published: Updated:
ロシアGP金曜日フリー走行を終えて、ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介がコメントを発表した。
1回目のフリー走行のセッション終了間際にストフェル・バンドーンのエンジンにまたもトラブルが発生、チームは2回目のフリー走行に向けてエンジン一式を交換した。長谷川によれば、パワーユニットの交換に踏み切ったのは限られた走行時間を可能な限り確保するためであり、トラブルそのものは深刻なものではなかったと語る。
ホンダ:ロシアGP金曜フリー走行を終えて
長谷川祐介
ホンダF1プロジェクト総責任者
「今日は運が入り乱れた様な一日になりました。バーレーンで苦しんでいたMGU-Hの問題がどちらの車にも再発しなかった一方で、我々はFP1の終盤にストフェルのパワーユニットに問題を発見しました。これは必ずしも根本的な問題ではなかったのですが、彼ができるだけ早くトラックに戻れるようにPUを交換することに決めました」
「チームが素晴らしい仕事をしたおかげで、ストフェルはFP2でフェルナンドとほぼ同じ時刻にサーキットに戻ることができ、ロスした時間はほとんどありませんでした。チームのメンバーに感謝したいです。とは言え、残念なことにストフェルは日曜の決勝でグリッドペナルティを受けることになります。しかしながら、彼が予選と決勝でベストを尽くすことに疑いはありませんので、私はこれを前向きにとらえています」
「フェルナンドはトラブルなく1日を終えました。我々はあらゆるタイプのタイヤといくつかのエアロパーツで様々な設定をテストしました。明日の予選に向けて準備を続け、両ドライバーが日曜日に良いレースができる事を願っています」
バンドーンは今回のパワーユニット交換によって5基目のMGU-Hとターボチャージャーを使用、これにより日曜の決勝レースで15グリッド降格ペナルティを受けることになる。2017年ロシアGPの初日セッションの詳細については、ロシアGP《FP1》結果、及びロシアGP《FP2》結果をそれぞれ参照頂きたい。