マックス・フェルスタッペンとバトミントンをするダニエル・リカルド、2018年F1中国GPにて
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速さ健在…優勝ダニエル・リカルド、残留 or 移籍?意中のチームからのオファー、契約交渉の進捗語る

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今季限りでレッドブルとの正ドライバー契約が満了となるダニエル・リカルドの動向に注目が集まっている。レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はマックス・フェルスタッペンとのコンビを維持したい考えだが、F1タイトルを臨むキャリア8年目のオージーは、その夢を叶えてくれるだけの競争力のあるマシンを求めている。

リカルドは前戦中国GPで昨年のアゼルバイジャン以来となる優勝を果たし、表彰台の上で伝統の”シューイ“を披露。この勝利はレッドブル残留の可能性を押し上げたかに思われたが、リカルドは複数の勝利なくして残留はないとの旨の考えを示し、依然としてトップチームへの移籍が優先オプションだと主張している。

では、リカルドが思いを寄せるフェラーリやメルセデスからの移籍オファーはあったのだろうか?既に交渉の席についているのだろうか?優勝の喜び覚めやらぬ中、リカルドはタイムズ紙に対して契約交渉の状況を明かした。

「もしも彼らが僕と共にレースをしたいなら連絡をくれるんじゃないかと思うけど、今のところはそういった事はないね」

メルセデスは今年限りで契約が切れるルイス・ハミルトンとの新しい契約をまだ発表しておらず、フェラーリもまたキミ・ライコネンの残留をアナウンスしていない。現時点ではチャンピオンシップ争いの主役2チームのシートには空きがある状態となっており、キャリアの更なるステップアップを臨むリカルドは、移籍をメインオプションとして捉えている。

とは言え状況はさほど単純ではない。レッドブルは来年以降ホンダ製パワーユニットを搭載するワークスチームとなる可能性があり、上位2チームとの差を縮めてくる可能性がある。また、フェラーリは2021年以降のエンジン規約案に反発、撤退も辞さないとの強硬な姿勢をみせており、シートそのものがあるかどうかも不透明な状況となっている。

リカルドは規約と勢力図に不確定要素が多い事を理由に長期契約は望んでいないとし、2年契約を念頭に移籍・残留交渉に臨むつもりであるという。

「F1の将来がどうなるのか掴みきれていない現状においては、あまりにも長過ぎる期間の契約にはサインしたくないよ」

「時の流れは早く、毎年何某かの変化が起こるわけだから、1つのチームで4年以上を過ごす事は望んでいない。2年契約が理想的だね。それなら嬉しい。3年目はルール改正の年だから、その2年間で様子を探ることが出来るしね」

「もし今年選手権で勝てればレッドブルに留まるよ。すごく単純なことだけど、現時点で重要なのはパフォーマンスなんだ」

リカルドは、次戦アゼルバイジャンGPでも勝利を手にできるようであれば、即座に残留を決断する可能性もあるとしているが、そうなった場合、意中のチームからのコンタクトがあるかもしれず、来季去就が明らかとなるには今暫く時間を要しそうだ。