バーレーン・インターナショナル・サーキットのピットを歩くマクラーレンのダニエル・リカルド、2021年3月28日
Courtesy Of McLaren

ダニエル・リカルド、”攻撃的過ぎる”表現でのF1のSNS運用スタンス批判を謝罪も意見は変えず

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マクラーレンのダニエル・リカルドは、F1のソーシャルメディア運用担当者を「クソ馬鹿野郎」呼ばわりした事について、言葉が過ぎたとして謝罪したが、そうした発言に至った意見そのものを変える事はなかった。

リカルドはこの程、英誌とのインタビューの中で、F1がSNSに投稿した”年間トップ10”なる動画の大部分がクラッシュ映像であった事を問題視して担当者を非難。もっと真っ当な仕事をすべきだと訴えた。

エミリア・ロマーニャGPでの金曜会見の中で一件を問われたリカルドは「確かにもっと適切に言葉を選ぶべきだった」「可能なら撤回したい位だよ。あれはやり過ぎだった」と反省の言葉を口にした。

ただその一方で、インタビューアーと「打ち解け過ぎてしまい」その場の雰囲気に流され、ついつい厳しい言い回しになってしまっただけであり「自分の発言そのものを否定するわけじゃない」とも述べ、自身の主張を貫いた。

「僕が言いたかったのは、例えば去年はF1にとって本当に素晴らしいシーズンだったのにって事なんだ。多くのドライバーが表彰台に上がり、エキサイティングなレースがたくさん繰り広げられた。退屈なシーズンじゃなかったはずだ」

「このスポーツの醍醐味や、ドライバーや個人のパフォーマンス、見事なオーバーテイクといった素晴らしい功績を、より多くの人に知ってもらう余地があったんじゃないかと感じたんだ。クラッシュだけじゃなく、もっと良いストーリーがあったんじゃないかってね」

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