ルノー製F1マシンR.S.19のエンジンカバー
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ルノーF1、スペインGPにアップグレード版エンジンを投入…鬼門の信頼性と性能を改善

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ルノーF1チームは今週末に控えるF1第5戦スペインGPにアップグレード版エンジンを投入する。レッドブル・レーシングとスクーデリア・トロロッソにPUを供給するホンダは前戦アゼルバイジャンで、スクーデリア・フェラーリはルノーと同じくバルセロナでのレースにスペック2を持ち込む計画となっている。

“スペック2″エンジンは、ルノーのアキレス腱である信頼性と性能に焦点を当て開発されたもので、ニコ・ヒュルケンベルグとダニエル・リカルドのR.S.19に搭載される他、カスタマーチームのマクラーレンにも最新仕様の内燃エンジンが用意される見通しだ。ただし、マクラーレンがバルセロナで使用するかどうかは不透明。

チャンピオンシップ7位という期待はずれのシーズンスタートとなったルノーは、今季と来季、そしてテクニカルレギュレーションが大きく変更される2021年以降を見据えて、エンジン及びシャシー部門の組織改編を発表したばかりであった。

週末に先立ってシリル・アビテブール代表は「ヨーロッパセグメントの開始は、シーズンをリセットするチャンスだ」とコメント。ヨーロッパラウンドの開幕を皮切りに、出力を増強した新しいエンジンで事態の好転を目指したい構えだ。

シャシー・テクニカル・ディレクターを務めるニック・チェスターによれば、ルノーは新型エンジン以外にも車体側のアップデートを持ち込むとの事で、新開発のフロント及びリアのウイングが投入される事が明らかとなっている。

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