エルマノス・ロドリゲス・サーキットのスタジアムセクションを走行するルノーのニコ・ヒュルケンベルグ、2019年F1メキシコGPにて
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ルノーF1、メキシコGP予選を前にMGU-Kを交換…冷却オイルトラブル

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ルノーF1チームは、F1メキシコGP予選を前に、ダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグの2台のMGU-Kを交換する。26日に行われたプラクティス3では、2台のR.S.19に冷却系のトラブルが発生。MGU-K用のクーリングオイルが汚染されていたとの事で、急遽、コンポーネントを交換する事となった。

幸いにも、すでに開封済みでストックされていた個体があるため、新しくMGU-Kを投入する必要はなく、この交換によってグリッド降格ペナルティが科される事はない見通しだ。MGU-Kは、ブレーキング時に発生する運動エネルギーを電気エネルギーへと変換し、エンジンパワーをアシストする役割を担っている。

ルノーは4月に行われた第3戦中国GPで、ヒュルケンベルグがMGU-Kのソフトウエアのトラブルでリタイヤ。9月の第15戦シンガポールGPでは、MGU-Kが規約上限以上の出力を放出していたとして、ダニエル・リカルドが予選失格処分を受けている。

週末に先立っては、レーシングポイントのセルジオ・ペレスがES及びCEを交換しているものの、いずれも今季2基目という事で、こちらも予選ポジションのまま、決勝レースに挑む見通しだ。

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