ルーマニアでショーランを行ったレッドブル・レーシングの2011年型F1マシン「RB7」、2022年9月8日
Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル、F1王者マシンで屈指の山岳「マウント・パノラマ」走行へ

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2022年シーズンのFIA-F1世界選手権チャンピオン、レッドブル・レーシングは2023年2月3~5日に開催されるバサースト12時間レースに合わせて、世界屈指の山岳コース「マウント・パノラマ・サーキット」をデモ走行する。

持ち込まれるのはセバスチャン・ベッテルが2011年にダブルタイトルを獲得した「RB7」だ。ドライバーは追って発表される予定だが、地元オーストラリア出身でサードドライバーとしてマクラーレンから移籍してきたダニエル・リカルドの起用が期待される。

マウント・パノラマ・サーキットは高低差174mを誇る丘陵地帯に設けられた市街地コースで、毎年10月に開催されるバサースト1000km、毎年2月に開催されるバサースト12時間の会場として知られている。

イベント・ディレクターを務めるシェーン・ルジスは 「現在のF1ワールドチャンピオンであるオラクル・レッドブル・レーシングが参加してくれるというだけで光栄だが、それだけでなく今回はレッドブル・レーシングのF1マシンがマウント・パノラマを走る事になる」と語った。

「これまでのバサースト12時間では見たこともないような光景になるだろうし、イベントを全く新しい次元に引き上げてくれるはずだ」

「これはオーストラリアのF1ファンにとって、F1マシンを間近で見ることができる最高のチャンスだが、F1マシンがマウント・パノラマを走る姿が見られるのは更に稀な機会だ」

F1マシンが最後にマウント・パノラマを走行したのは2011年だ。ジェンソン・バトン駆るマクラーレンMP4-23は1分48秒88という非公式ラップレコードを記録した。これは2018年にクリストファー・ミースがアウディR8 LMSで記録した公式レコードより10.4111秒も速い。