レッドブル「当然、みんなコロナに感染」とホーナー、2021年のフェルスタッペンF1初戴冠祝いで
レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表は、マックス・フェルスタッペンの2021年F1ワールドチャンピオン獲得を盛大に祝ったがために、チームの「誰も」が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を患ったと明かした。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)との熾烈なタイトル争いはシーズン最終戦にまでもつれ込み、フェルスタッペンは最終ラップのオーバーテイクによって歴史に残る勝利を収めた。ただ、当時レースディレクターを務めたマイケル・マシによる再スタートの決定プロセスは大きな物議を醸した。
2010年から2013年にかけてホーナー率いるレッドブルはセバスチャン・ベッテルと共に4度のWチャンピオンを獲得したものの、2014年にハイブリッドターボが導入されるとメルセデスが7年に渡ってF1を支配し続けた。
それだけにフェルスタッペンによる8年ぶりの世界タイトル奪還はレッドブルにとって非常に重要なマイルストーンだった。
ホーナーはポッドキャスト「Extraordinary Tales」の中で「2021年の一件は確かに論争となったが、チームは何も間違ったことをしていない」と強調した上で、アブダビ後のどんちゃん騒ぎを次のように振り返った。
「7年という長い年月を経て再び世界選手権を制するというのは、とんでもない偉業だ。如何なる雑音にも汚されたくなかった」
「だからチームとして成功を祝い、その功績を楽しむ事が兎に角、重要だったんだ。あの夜の我々はまさにそうして自分たちの成功を祝った」
「もちろん、パンデミック(世界的大流行)の時はそんな事は許されなかった。だから文字通り、全員を集めて一杯やり、お祝いできたのはあれが最初だった」
「そして当然のことながらパーティーの後は誰もが、あの忌々しいコロナに罹ってしまい、クリスマスの予定が台無しになってしまった」