角田裕毅、新品セットに”違和感”「言えるのはそれだけ」スプリントでの輝き失いQ1敗退

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11月29日にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われたF1第23戦カタールGP公式予選。レッドブル・レーシングの角田裕毅は、数時間前のスプリントで見せた輝きを完全に失い、16番手でQ1敗退を喫した。

スプリント予選での5番手、そしてスプリントレースでの5位入賞。チームメイトのマックス・フェルスタッペンを凌ぐパフォーマンスを示していた角田だったが、本予選では一転して「説明のつかない」不振に見舞われた。

不可解なタイム低下、0.080秒の壁

Q1の1回目のアタックでレッドブル勢は中古タイヤを選択。角田はフェルスタッペンから0.366秒遅れた。一度ピットに戻り新品タイヤを投入したものの状況は悪化し、その差は0.516秒に拡大。ノックアウト・ゾーンに沈んだ。

最終アタックで自己ベストこそ更新し、フェルスタッペンとの差も0.289秒まで縮めたが、ガブリエル・ボルトレート(ザウバー)に蹴落とされる形で16番手に後退。わずか0.080秒届かず痛恨のQ1敗退となった。

ポールタイムは0.668秒速くなったが、不可解なことに角田のベストタイムは前日のスプリント予選より0.242秒も遅かった。ノックアウトの事実を告げられると、角田は無線で苛立ちを露わにした。

「マジでペースがなかった!」

車体変更なく「突如」ペースダウン

セッション後、角田は苛立ちと困惑の入り混じった表情を浮かべていた。自身のドライビングに非はないと感じる一方、原因が特定できていないためだ。

「正直、分かりません。ラップ自体は良かったのですが…グリップが全くありませんでした。見当がつきません」

スプリントでの好走から予選までの間、レッドブルは角田のセットアップを大きく変更していないという。

「突然ペースがなくなってしまいました。理由は分かりません…」

新品タイヤへの違和感「奇妙だった」

セットアップに大幅な変更はなく、ドライビングの感触も悪くなかった――角田はタイヤそのものに疑いの目を向けている。

「あの新品のタイヤセットは奇妙でした。良く分かりませんが、グリップが全くなくて…僕が言えるのはそれだけです。ラップ自体は良かったのですが…」

この発言は前戦を彷彿とさせる。ラスベガスGP予選ではレッドブルがタイヤ内圧の設定を誤り、週末を通して好調の兆しを見せていた角田はQ1敗退に沈んだ。その際も「タイヤがすごく奇妙な感じでした」と語っていた。

2戦連続で同じミスを犯す可能性は考えにくいが、いずれにせよ原因不明の失速により、日曜日の決勝レースは後方16番グリッドからのスタートとなる。

スプリントで見せた速さを取り戻せるのか、それとも「消えたグリップ」の謎は続くのか。チームによる早急な原因究明が待たれる。


2025年F1カタールGP予選では、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がスプリント予選に続いてポールポジションを獲得。2番手にランド・ノリス(マクラーレン)、3番手にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続く結果となった。

決勝レースは日本時間11月30日(日)25時にフォーメーションラップが開始され、1周5419mのロサイル・インターナショナル・サーキットを57周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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