39歳ハミルトン「僕はもう決して速くない」と落胆、ラッセルとの差に競争力不足を痛感
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2024年11月29日のF1カタールGPスプリント予選で7番手に終わったルイス・ハミルトン(メルセデス)は、「僕はもう決して速くない」と肩を落とし、自身のスピードに懐疑的な姿勢を見せた。
チームメイトであるジョージ・ラッセルは、ランド・ノリス(マクラーレン)に僅差でポールポジションを奪われたものの、フロントロー2番グリッドを確保。一方、ハミルトンはラッセルから0.4秒遅れ、予選でのパフォーマンス不足が再び浮き彫りとなった。
7度のワールドチャンピオンに輝いた39歳のハミルトンだが、今シーズンの予選では苦戦が続き、スプリント予選を除くチームメイトとの直接対決では5勝17敗と大きく差をつけられている。
予選平均順位でもラッセルの5.23位に対し、ハミルトンは8.18位と劣り、トップ4チームの中ではセルジオ・ペレス(レッドブル)に次いで低い順位となっている。
歴代最多ポールポジション記録の保持者であるハミルトンは、今回のスプリント予選を経て落胆の色を隠さず、ため息混じりに「僕はもう決して速くない」と語り、今の自分には以前ほどの速さがないと認め、パフォーマンス不足の原因はクルマではなく自身にあるとの考えを示した。
「…他の予選と同じで、特に良くはなかった。僕が単に遅いだけだ。毎週末、同じことの繰り返しだ。クルマの感触はまずまずだった。問題があったわけじゃないし…それ以上、特に言うことはない」とハミルトンは付け加えた。
メルセデスW15は前戦ラスベガスGPで1-2フィニッシュを飾る速さを見せた。ハミルトンは今週末もクルマの競争力は高いと認めるが、一方で、自分がその速さを引き出せるかは疑わしいと考えている。
「ポジティブな点としてはクルマが速く、ジョージが明日のポールを狙えるということだ」とハミルトンは語った。
エンジニアリング・ディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンはシングルラップよりロングランペースの方が競争力があるとしているが、ハミルトンはスプリントでの挽回に否定的だ。
「ロングランの感触はそれほど悪くなかったけど、…この手のポジションから争うのはいつだって厳しい。ほとんど不可能と言っていいくらいだ」とハミルトンは付け加えた。
2024年F1カタールGPのスプリント予選では、ランド・ノリス(マクラーレン)が圧倒的なパフォーマンスでポールポジションを獲得。2番手にジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手にチームメイトのオスカー・ピアストリが続いた。
スプリントは日本時間11月30日(土)23時から、公式予選は同27時から1時間に渡ってロサイル・インターナショナル・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。