ランド・ノリスの父アダム・ノリスが経営するピュア・エレクトリック社から発売されたアイルトン・セナとアラン・プロストの1988年のマクラーレンF1「MP4-4」仕様の電動キックボード (6)
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セナのマクラーレンF1「MP4/4」を模した電動キックボード、ノリス父のPure Electricから発売

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アイルトン・セナとアラン・プロストの1988年のF1シーズンの愛機、マクラーレン・ホンダ「MP4/4」のカラーリングを模した電動キックボードが英ピュア・エレクトリックから発売された。

ピュア・エレクトリック社はマクラーレン所属のF1ドライバー、ランド・ノリスの父、アダムが2018年に創業した企業。現在、世界8カ国で事業を展開しており、高価格帯の電動キックボード/スクーターを次々とリリースしている。

マクラーレンとのコラボ第4弾として発売されたのが、同社の人気モデル「Advance+」をベースとした「MP4/4 スペシャル・エディション」で、アイコニックな赤と白のマルボロカラーがF1ファンの所有欲をくすぐる。

ランド・ノリスの父アダム・ノリスが経営するピュア・エレクトリック社から発売されたアイルトン・セナとアラン・プロストの1988年のマクラーレンF1「MP4-4」仕様の電動キックボード (2)copyright Pure Electric

ランド・ノリスの父アダム・ノリスが経営するピュア・エレクトリック社から発売されたアイルトン・セナとアラン・プロストの1988年のマクラーレンF1「MP4-4」仕様の電動キックボード (2)

ランド・ノリスの父アダム・ノリスが経営するピュア・エレクトリック社から発売されたアイルトン・セナとアラン・プロストの1988年のマクラーレンF1「MP4-4」仕様の電動キックボード (1)copyright Pure Electric

ランド・ノリスの父アダム・ノリスが経営するピュア・エレクトリック社から発売されたアイルトン・セナとアラン・プロストの1988年のマクラーレンF1「MP4-4」仕様の電動キックボード (1)

その性能は、1988年シーズンの全16戦で15勝を挙げるという驚異的な成功を収めたMP4/4の名に相応しく、最高速度は25km/h、強力な加速と余裕の坂道走行を可能とする710Wのピークパワー、そして約50kmの航続距離を誇る。

IP65認証を取得しており、水たまりや雨の中でも使用可能で、実用性を考慮してハンドルやフットパッドは折りたたむことができ、車のトランクに容易に収納できる。折りたたみ時の寸法は54cm (高) x 15cm (幅) x 104cm (長)。足元には10インチの耐パンクタイヤを履く。

ランド・ノリスの父アダム・ノリスが経営するピュア・エレクトリック社から発売されたアイルトン・セナとアラン・プロストの1988年のマクラーレンF1「MP4-4」仕様の電動キックボード (5)copyright Pure Electric

ランド・ノリスの父アダム・ノリスが経営するピュア・エレクトリック社から発売されたアイルトン・セナとアラン・プロストの1988年のマクラーレンF1「MP4-4」仕様の電動キックボード (5)

安全面も重視されており、ハンドルの安定性を高めるステアリングスタビライザーや、リアKERSブレーキ、フロントおよびリアリフレクターを搭載する。フロントには150ルーメンのライト、リアにもブレーキ&常時点灯ライトを装備する。

ランド・ノリスの父アダム・ノリスが経営するピュア・エレクトリック社から発売されたアイルトン・セナとアラン・プロストの1988年のマクラーレンF1「MP4-4」仕様の電動キックボード (3)copyright Pure Electric

ランド・ノリスの父アダム・ノリスが経営するピュア・エレクトリック社から発売されたアイルトン・セナとアラン・プロストの1988年のマクラーレンF1「MP4-4」仕様の電動キックボード (3)

ランド・ノリスの父アダム・ノリスが経営するピュア・エレクトリック社から発売されたアイルトン・セナとアラン・プロストの1988年のマクラーレンF1「MP4-4」仕様の電動キックボード (4)copyright Pure Electric

ランド・ノリスの父アダム・ノリスが経営するピュア・エレクトリック社から発売されたアイルトン・セナとアラン・プロストの1988年のマクラーレンF1「MP4-4」仕様の電動キックボード (4)

実際に走行を楽しみたいモータースポーツファンにはたまらない一品と言えるが、運転免許不要の特定小型原動機付自転車には該当せず、また、普通自動二輪車の要件を満たしていないため、少なくともそのままの仕様で日本の公道を走行することはできないと見られるが、コレクションとしてリビングルームやガレージに置いて眺めるのも一興だろう。

ノリスの父、アダム・ノリスは1998年、26歳の時に民間年金事業を立ち上げ、創業から7年で英国最大の年金事業サービスに成長させた。そして36歳の時に英金融サービス会社、ハーグリーブス・ランズダウンと合併。2007年にロンドン証券取引所に上場した際の評価額は8億ポンドに達し、これを機に息子ノリスのマネジメントを開始した。

2008年に設立間もない英投資会社、ホレイショ・インベストメンツのCEOに就任。ノリスのF1デビューが決まると、2018年10月に電動キックボード会社、ピュアエレクトリック社を設立してCEOに就任した。