1st F1テスト4日目午前《結果》路面コンディションが急激に改善、桃色ハイパーのバンドーンが最速
2018年第一回F1プレシーズンテスト最終日の3月1日、現地バルセロナは朝方深い霧に包まれ、500m以上の遠方の景色が視認できないほどであったが、セッション開始時点での天候は曇り。気温4℃、路面温度5℃と、雨と雪に苦しんだ昨日よりは暖かくなり、セッションは定刻通りにスタートした。
開始当初はフルウェットコンディション。開始1時間が経過したところで、ザウバーのマーカス・エリクソンが2コーナーでグラベルに捕まり赤旗中断。復旧に10分を要する一幕もあった。
その後、2時間を経過した辺りで徐々にインターミディエイトに。更に、正午には気温14℃、路面温度16℃にまで上昇し、以降は急速に路面状況が改善し始め、ドライタイヤでコースインするマシンが増えてきている。
今日のセッションも昼休みなしのノンストップで行われるが、ちょうど半分を消化した現地13時半、マクラーレンを除く全てのマシンがピットに収まった。公式のブレイクタイムがないとは言えども、腹が空いては戦は出来ぬ。
この時点でのトップはストフェル・バンドーン、お馴染みの桃色ハイパーソフトタイヤで1分20秒513を記録した。2番手にはルノーのニコ・ヒュルケンベルグ、ソフトタイヤで22秒507を刻んだ。3番手にはミディアムタイヤのメルセデス、バルテリ・ボッタスが続いている。
© Getty Images / Red Bull Content Pool、午前中はフルウェット
まだドライタイヤでの計測を行っていないトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは26秒464で6番手、同じくインターミディエイトでの記録そのままのレッドブルのマックス・フェルスタッペンは27秒362で7番手となっている。
まだ理想的なコンディションとは言えないものの、今日は1回目のテストの最終日、プログラムの遅れを少しでも取り戻したい各チームは精力的に走行を続けている。
F1プレシーズンテスト最終日午前 順位結果
Pos. | Driver | Team | Time | Lap |
---|---|---|---|---|
1 | ストフェル・バンドーン | マクラ-レン | 1分20秒513 | 77 |
2 | ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | 1分22秒507 | 49 |
3 | バルテリ・ボッタス | メルセデス | 1分22秒789 | 60 |
4 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | 1分23秒004 | 45 |
5 | マーカス・エリクソン | ザウバー | 1分23秒825 | 79 |
6 | ピエール・ガスリー | トロロッソ・ホンダ | 1分26秒464 | 49 |
7 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | 1分27秒362 | 18 |
8 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | 1分27秒426 | 14 |
9 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | 1分31秒979 | 47 |
10 | ケビン・マグヌッセン | ハース | 1分33秒514 | 25 |
– | ランス・ストロール | ウィリアムズ | – | – |
– | シャルル・ルクレール | フェラーリ | – | – |
– | ルイス・ハミルトン | メルセデス | – | – |
– | カルロス・サインツ | ルノー | – | – |