ポルシェ8世代目新型911 エクステリア

8代目ポルシェ新型911、価格1666万円~ 7月5日より日本発売

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1963年に初代が誕生してから半世紀あまりを経て、8世代目となる新型ポルシェ911が7月5日(金)より日本で発売される。クーペと電動開閉式ソフトトップを採用するカブリオレの2タイプ計4グレードで、価格は1666万円(税込)~。全て右ハンドル仕様で8速PDKを採用する。

半世紀余りにわたって受け継がれてきた伝統の911エクステリアデザインは健在。新型では曲線や直線をよりシンプルに表現するいっぽう、インテリアには1970年代の911をモチーフとした水平基調でよりワイドな印象が強まったダッシュボードを採用した。中央には10.9インチの大型モニターが据えられ、センターのタコメーター以外のメーターパネルは全てデジタル化。ドライバー中心の思想を守りつつ先進性が採り入れられた。

ポルシェ8世代目新型911 エクステリア サイド

ポルシェ8世代目新型911 カブリオレのコックピット

新型ポルシェ911の最大の特徴は、市街地、高速道路、ワインディングロード、そしてサーキットに至るまで、どんな道でも安心かつ快適にスポーツカーの走りが楽しめる点。これに寄与しているのが全モデルのワイドボディ化だ。前後輪のトレッド拡大によってバランスと安定性を強化。更に、リアホイールの大径化によって4輪のトラクションが格段に向上し、路面状況や天候に左右されにくい安定したロードホールディングを実現した。

ボディにはアルミ等を多用することで軽量化を図り、サイズ拡大に伴う重量増を相殺。ボディ単体重量を先代より12kg軽い240kgとする一方で、ボディの曲げ剛性とねじれ剛性は5%向上している。更に、リアスポイラーを始めとする空力パーツを電子制御式とし、走行安定性と燃費のバランスが最適化された。

ポルシェ8世代目新型911 エクステリア リア

3リッターの水平対向6気筒エンジンも性能が向上。ターボチャージャーの大型化によって過給圧が高められたほか、吸排気効率を高めることで450馬力/6500rpmの最高出力と530Nm/2300-5000rpmの最大トルクを達成した。これは従来型を30馬力・30Nm上回る。加えて、優れたパフォーマンスを余すところなく引き出すべく、新エンジンの出力特性に最適化された8速デュアルクラッチトランスミッション(PDK)を初めて採用した。

安全運転支援システムなどの先進機能も充実した。路面の水を検知してコントロールシステムを調整する新開発のウェットモードを標準装備するほか、衝突被害軽減ブレーキや自動再発進機能付きアダプティブクルーズコントロールなどの先進安全運転支援システムが用意される。

新型ポルシェ911に採用された84素子のLEDを用いたマトリックスLEDヘッドライト

また、レーンキープアシストを設定することで長距離ドライブに伴う疲労を大幅に軽減。84素子のLEDを用いたマトリックスLEDヘッドライトの採用によって、周囲のドライバーを眩惑させることなく、より広い範囲をより明るく照らし出すことで安全性の向上を図った。

コネクテッド機能のPorsche Connectも進化を遂げた。スマートフォンを通じてドアの施錠状態や駐車位置を確認できるほか、ナビゲーションシステム、エアコン、オーディオなどを音声で操作できるボイスコントロールも充実。また、万一の事故や故障の際にワンタッチでポルシェ アシスタンスに接続できる機能を搭載する。

ポルシェ8世代目新型911 リア

車種 価格(税込)
カレラS 16,660,000円
カレラ4S 17,720,000円
カレラSカブリオレ 18,910,000円
カレラ4Sカブリオレ 19,970,000円