ピエトロ・フィッティパルディ、2023年もハースF1テスト兼リザーブを継続
ピエトロ・フィッティパルディが2023年シーズンも引き続きマネーグラム・ハースF1チームのテスト兼リザーブ・ドライバーを継続する事が24日(火)、正式発表された。同職での契約は5年目。
1972年と74年の2度に渡ってF1を制した伝説、エマーソン・フィッティパルディの孫であるマイアミ出身のピエトロは2018年に米国ノースカロライナ州のチームとの関係をスタートさせ、翌年以降はテスト兼リザーブとしての役割を担ってきた。
2020年のF1最終2戦では、炎上クラッシュにより火傷を負ったロマン・グロージャンの代役としてVF-20でF1デビューを果たし、昨シーズンはプレ及びポストシーズンテストに加えて、メキシコとアブダビのフリー走行でVF-22をドライブした。
米国生まれの26歳のブラジル人ドライバーは今年、シーズンを通して現場チームに帯同し、合わせて商業面やデジタル業務でチームをサポートする傍ら、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権およびFIA世界耐久選手権(WEC)のLMP2クラスに参戦する。
ハースについてピエトロ・フィッティパルディは「家族だと思っている」とした上で、コンストラクターズ選手権8位と浮上した昨季マシンの後継「VF-23」と共に「更に大きなステップを踏める事を期待している」と語った。
チーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、過去4年間での数多くのテスト経験と2020年末の実績を例に上げ、契約更新は当然とばかりに「彼は我々のチームの財産だ。今季も彼の頑張りを見るのが楽しみだ」と語った。