2020年F1ロシアGPスタート直前のグリッドの様子
Courtesy Of Red Bull Content Pool

2022年F1は史上最多23戦、3分の1でスプリント予選フォーマットを検討

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F1のステファノ・ドメニカリCEOは2022年シーズンのFIA-F1世界選手権カレンダーについて、史上最多となる全23戦を計画しており、そのうちの3分の1のイベントでスプリント予選フォーマットを採用したいとの意向を示した。

鳴り物入りで今季のF1に新たに導入されたスプリント予選は、金曜の予選で土曜の100kmレースのグリッドを決し、この短距離レースのリザルトで日曜に行われる決勝のスターティング・グリッドを決定するというもので、上位3名には3-2-1の選手権ポイントが与えられる。

今季はシルバーストンでのイギリスGP、モンツァ・サーキットでのイタリアGP、そしてインテルラゴスでのサンパウロGPの3戦でテストケースとして導入されているが、来季は7・8戦に拡大される可能性がある。

4日(月)にSky Sportsに出演したドメニカリCEOはマイアミGPが新たに加わる来季について、過去最高の全23戦となる見通しである一方、3月中旬開幕~11月中旬閉幕という過去10年間で最も短期間のシーズンになる可能性があると述べた。

また、過去2回に渡って実施済みのスプリント予選に対する反応は「非常にポジティブ」であり、開催について多くの現地プロモーターから前向きな声を得ているとした上で、ポイント付与や形式の調整を行い、来年は年間の3分の1程度のイベントで実施したいとの意向を明らかにした。

スプリントレースは来季よりチャンピオンシップとは別の独立したイベントとして開催される可能性がある。ドメニカリCEOは以前、選手権とは別にスプリントレースを対象とした新たなタイトルの創設を検討中だと明かしている。

なお脱落したオーストラリアGPに代わって今季カレンダーに加わったロサイル・インターナショナル・サーキットでのカタールGPについてはナイトレースとして開催される可能性を認めた。

2022年のF1カレンダーは10月15日の世界モータースポーツ評議会(WMSC)で発表される見通しだ。

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