メルセデスの非常勤会長を務めるニキ・ラウダ、2017年のF1オーストリアGPにて
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今季中のニキ・ラウダ復帰は困難か?術後一ヶ月が経過してなお集中治療を継続

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メルセデスの非常勤会長職を務めるニキ・ラウダの、今シーズン中のF1復帰はかなり難しい状況のようだ。3度のF1ワールドチャンピオンであるラウダは先月8月2日に肺移植手術を受け、現在はウィーン総合病院の集中治療室で治療を継続している。

ヘルムート・マルコからの情報として独Bild紙が報じたところによれば、術後1ヶ月が経過したにもかかわらず、ラウダは未だに家族以外との面会が許されない状況にあるという。レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるマルコは、ラウダとは旧知の友人であり、長年に渡って親交を深めている。

「家族だけが、つまり奥さんと子供たちだけが彼に会うことが許されている状態なんだ」とマルコ。「医師によれば、現在のニキはウイルスや細菌に感染しやすい状態なのだそうだ。メルセデスやF1界のみならず、あらゆる人々が、彼の歯に衣着せぬコメントとそのカリスマ性を恋しく思っている」

当初は、早ければ数週間で退院とも報じられていたが、最新の情報は、ラウダの容態があまり芳しいものではなく、2018年シーズンの残りのグランプリにラウダが姿を見せる可能性が極めて低い事を指し示している。

メルセデスのチーム代表を務めるトト・ウォルフによれば、メルセデスチームはラウダの容態を詳しく注視し定期的に連絡を取っているとの事。退院の暁にはチームからの発表があるものと思われる。