ホーナー失脚の場合の後任は内部昇格に非ずか、新たなレッドブルF1代表候補が浮上
報道によるとレッドブル・レーシングのチーム代表兼CEOを務めるクリスチャン・ホーナーが失脚した場合、後任はレッドブルGmbHから送り込まれる見通しだという。
「不適切な行為」があったされるホーナーは2月9日(金)、レッドブルGmbHからの依頼を受けた外部弁護士による聞き取り調査に臨む予定だ。伝えられるところによるとホーナーは独自に弁護士を雇った。
同じチームで働く同僚女性からの告発、従業員に送った写真が原因、パワハラなど、詳細が明かされていない疑惑を巡っては様々な未確認情報が飛び交っている。
報道を通して伝えられるホーナーの立場は日を追う毎に悪化しており、英「BBC」は内部関係者の多くがホーナーの続投を予期していないと伝えた。
コンプライアンス違反によるホーナー解任の必要性が認められた場合、レッドブルは早急に後任を決定しなければならない。2月15日(木)には2024年型F1マシン「RB20」のローンチイベントが控えている。
解任あるいは辞任によってホーナーがチームを離れた場合、内部昇格としてはスポーティング・ディレクターのジョナサン・ウィートリーが有力視されていたが、英「BBC」はレッドブルGmbHの幹部が就任する可能性があると伝えた。
幹部の具体的な名前は明らかにはなっていないようだが、同メディアを含む複数のイギリスメディアはオリバー・ミンツラフの名を挙げている。
ミンツラフは2022年10月にレッドブル共同創設者ディートリッヒ・マテシッツが死去した事を受け、レッドブルGmbHの企業プロジェクト・新規投資部門CEOに就任した人物で、以前はドイツのサッカークラブ、RBライプツィヒのCEOを務めていた。F1での職務の経験はない。
ホーナーはオランダの「De Telegraaf」に寄せたコメントのほか、今週初めに行われたチーム代表者、統括団体の国際自動車連盟(FIA)、商業権を持つF1幹部が参加したF1コミッションにおいても疑惑を否定している。