グリッドの様子、rFactor2で開催されるル・マン24時間バーチャルのイメージ
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Motorsport Games、定評レースシム「rFactor 2」のStudio397社を買収…株主フェルナンド・アロンソも歓迎

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レースゲーム大手Motorsport Gamesは3月3日(水)、レーシングシミュレータ「rFactor2」の開発を手掛けるStudio397社の買収計画を発表した。今後はMotorsport Gamesが持つリソースと専門知識を活用して更なる開発が続けられる。

rFactor2は実車さながらの物理エンジン、タイヤのデグラデーションや摩耗の再現に定評があるレースシュミレーターで、多くのF1チームやNASCARでも使用されているプロ用シムから派生した。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックに見舞われた昨年に開催されたル・マン24時間バーチャルや、フォーミュラE世界選手権のバーチャルレースシリーズ「フォーミュラEアクセレイト」ではrFactor2がプラットフォームとして使われた。

Motorsport Gamesは、Studio397を傘下に収めるオランダのソフトウェア会社Luminisからこれを買収し、バーチャルレース業界のリーダーとしての立場の確立を目指す事になる。

同社の株主であり、アルピーヌF1チームから2年ぶりにF1に復帰する2度のF1ワールドチャンピオン、フェルナンド・アロンソは「rFactor2が提供する刺激とドライビング感は他のどのゲームにも引けを取らない。Studio397とrFactor2がMotorsport Gamesファミリーに加わることを嬉しく思う」との談話を発表した。