2011年インディカー・シリーズ第15戦ツインリンクもてぎ インディジャパンのラストレース
Courtesy Of Honda

”ツインリンク”陥落…茂木のレースサーキットが「モビリティリゾートもてぎ」に変更、鈴鹿もロゴ一新

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「ツインリンクもてぎ」の名で親しまれてきた栃木県茂木町のレースサーキットは来年、”ツインリンク”を事業所名から外し「モビリティリゾートもてぎ」として生まれ変わる。

株式会社モビリティランドは2022年3月1日付で社名を「ホンダモビリティランド株式会社(英:Honda Mobilityland Corporation)」とすると共に「ツインリンクもてぎ」を「モビリティリゾートもてぎ」へ変更すると発表した。

2022年3月1日付で社名が変更される「ホンダモビリティランド株式会社」のロゴCourtesy Of Mobilityland Corporation

2022年3月1日付で社名が変更される「ホンダモビリティランド株式会社」のロゴ

2022年3月1日付で事業所名が変更される「モビリティリゾートもてぎ」のロゴcopyright Mobilityland Corporation

2022年3月1日付で事業所名が変更される「モビリティリゾートもてぎ」のロゴ

これは2022年に鈴鹿サーキット開場60周年、ツインリンクもてぎ開場25周年を迎える事から、創業の原点を見つめ直して行われたものだ。

Hondaのサブブランドとしてリブランディングされたところから読み取れるように、社名変更は「ホンダグループとしての連携を強化」するもので、モビリティランドは「地球環境の変化に合わせてモビリティを通した新たな価値を創造し、モータースポーツの振興と人材育成にこれまで以上に取り組んでいく」としている。

一方、もてぎの名称変更については「近年続けてきた自然豊かな環境を活かしたアクティビティの進化を踏まえ、モビリティと人と自然がこれまで以上に共生するテーマを表す」ためだと説明した。

ツインリンクもてぎは1997年8月に営業が開始された。”ツインリンク”は英語の「Twin」とドイツ語の「Ring」から来るもので、米国モータースポーツ特有とも言えるオーバルと欧州が本場のロードの2つのレーシングコースを持つ事が由来の一つだが、2011年の東日本大震災によってオーバルは使用できない状態となり、補修がされないままに放置されている。

復活を望みたいところだが、多額の費用を投じてもオーバルコースがそれに見合うだけ稼働するとは考えにくく望みは薄い。

また同社が運営する三重県のもう一つのコース、F1日本GPの開催地としても知られる鈴鹿サーキットに関しては「世界からの評価を集める『SUZUKA』のプレゼンスをさらに強化し、洗練度や好感度をさらに高める」ことを目指して、ロゴマークを一新した。

三重県鈴鹿サーキットの新しいロゴcopyright Mobilityland Corporation

三重県鈴鹿サーキットの新しいロゴ