復帰後初走行のバトン「何だか面白くなっちゃってゲラゲラ笑っちゃったよ!」2017年F1モナコGP初日コメント

インタビューに応えるジェンソン・バトンcopyright McLarenF1

180日ぶりにF1マシンを操縦したジェンソン・バトンは、そのブランクを感じさせない走りをみせた。1戦限りの復帰レースとなった第6戦F1モナコGPの初日セッションでは、FP2でチームのレギュラードライバーを務めるストフェル・バンドーンと遜色ないタイムを記録した。バトンはインディ500に参戦するフェルナンド・アロンソに代わって、ここモナコでMCL32のステアリングを握る。

今季のマシンは、バトンが慣れ親しんでいた去年のマシンよりも車幅が広く、タイヤも太くなった。コーナリング速度は飛躍的に向上し、ダウンフォース量も30%近くも増加している。にも関わらず、バトンは「コース上に出た瞬間に全てが自然だった」と語る。FP1ではいきなりマシンをガードレールに触れ合わせるなど、驚異的なマシンコントロールを披露、ブランクを感じさせない。

復帰に対して「プレッシャーはないよ」と語るバトン、心の底からモナコでの走りを楽しんでいるようだ。

バトン:モナコGP初日を終えて

ジェンソン・バトンFP1: 14位, FP2: 12位

「今朝初めてコースに出た時は何だか面白くてゲラゲラ笑っちゃったよ!ミスをしたかって?いや、マシンに乗る時はいつだってその瞬間を楽しむものさ。フリー走行を本当にエンジョイしたし、ロングランもショートランも楽しかったよ。FP2ではちょっと苦労しちゃったね。僕が慣れ親しんでたよりもかなり遅めにブレーキングをして、スピードを保ったままコーナーに進入していかなきゃならなかったから。これに対処するために時間を取ったよ。いつぞやの時にみたいにエンジニアの皆とデータを見ながらね。土曜日に向けてステップアップできる自信はあるよ」

「ピットを出て直ぐに全てがすごく自然な事のように感じられたんだ。一番違和感があったのは、前に車がいる時や追い抜く時だったよ。後ろから見るとマシンが如何にデカイか分かるからね。バリアに近すぎるんじゃないかって思ったかもしれないけど、マシンはうまくフィットしてるよ。そう、手袋みたいにね」

「どのポジションで終えられるかなんて本当に考えてなかったよ。現時点ではすごく混戦状態だし、土曜日にはまた変わっちゃうのは分かってるからね。予選でメルセデスに対してコンマ1秒差にいられるなんて思っちゃいないよ。チームの皆は僕の置かれた状況を理解してるから、僕に合うようにマシンを改善して、僕がもっと自信が持てるようにする必要があることは分かっているさ。土曜日にはパフォーマンス面でステップアップ出来ることを祈ってるよ」


2017年第6戦F1モナコGP初日の詳細については、F1モナコGP《FP1》結果と、F1モナコGP《FP2》結果をそれぞれ参照されたい。

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