ガスリー、角田裕毅の活躍に希望見出す「AT03にポテンシャルが備わっている事は明らか」
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スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーが2022年FIA-F1世界選手権第5戦マイアミGPに向けて、前戦エミリア・ロマーニャGPを振り返りつつ、新コースでのレースウィークに向けて抱負を語った。
2回のプラクティス、予選、スプリント、そして決勝と、ガスリーはチームのホーム、イモラ・サーキットでの週末で一度もチームメイトの角田裕毅を上回る事ができず、レースをポイント圏外の12位で終える事になった。
角田裕毅は予選では16番手と、ガスリーと同じく後方に下がりながらも、スプリントで12番手にまで浮上すると、決勝では7位フィニッシュを飾った。チームメイトの活躍についてガスリーは、AT03のポテンシャルの高さを示すものだと考えており、マイアミでの週末に向け、巻き返しに強い意欲を示している。
AT03にポテンシャルが備わっている事は明らか
ピエール・ガスリーF1マイアミGPに向けて
イモラでは金曜フリー走行は上手くいったものの、予選ではドライ路面でのタイヤマネージメントが上手くいかず、最後尾近くになってしまった。その後のスプリントでは接触事故があり、日曜のレースは更に後方からのスタートになってしまった。
レースに関してはルイス(ハミルトン)が後方に、前にはウィリアムズがいるという状況で、DRSトレインにはまってしまい、ちょっとイライラしたよ。
これまでもスプリントレースではあまり運がなく、アンラッキーな状況に巻き込まれることが多かった。結局、オーバーテイクできず仕舞いのまま、レースは終わってしまった。
アップデートを持ち込んだものの、コンディションの関係で評価のための時間があまり取れなかったから、マイアミでの3回のフリー走行を使ってテストを行い、結論を出したいと思っている。
プラスの材料としては、ユーキが好結果によって証明したように、明らかにクルマが上手く機能していた事が挙げられる。このマシンに幾らかのポテンシャルが備わっている事は間違いないし、上手くやれば良いレースができるはずだ。
でもそのためには予選でしっかりと結果を残し、できるだけ上位からレースをスタートできるようなクリーンな週末を過ごす必要がある。コースに依るだろうけどね。
マイアミはオーバーテイク可能なコースだろうけど、それでも予選が重要になるんじゃないかと思う。対して今後に控えるスペイン、モナコといった週末に関しては予選の重要性が遥かに高く、それだけに土曜日を上手く過ごすことがカギになる。
マイアミはシミュレーターで走ってみたよ。130周くらいかな。高速コーナーもあれば、低速でテクニカルなセクションもあり、ストレートも長いから、走っていて本当に楽しそうだし、素晴らしいレースが期待できるんじゃないかと思ってる。
アメリカ国内でのレースは、主催者が観客を楽しませようと、いつも特別な催しが行われるから好きなんだ。アメリカにはよく行くよ。NBAやNFL、ホッケーなど、人気のあるスポーツを観戦するようにしてる。訪れる度に、彼らが如何にして特別なエネルギー、特別な雰囲気を作り出しているかに驚かされる。マイアミでも、そういうイベントが企画されているんじゃないかな。
僕としては何よりも、これからの全てのレースでポイントを獲得したいと思っているから、今週末は開幕3戦の時のような良いリズムを取り戻してイモラの週末を忘れたいところだね。
マイアミGPの舞台となるのは、1周5,412m、全19コーナーを有するマイアミ・インターナショナル・オートドローム。3本のストレートにも関わらずエンジン全開率は56%(ラップタイムにおける割合)に留まる見通しで、カレンダーの中では低い部類に入る。
F1マイアミGPは、日本時間5月6日(金)27時30分からのフリー走行1で幕を開ける。