レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、エルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される2019年FIA F1世界選手権第18戦メキシコGPに先立って抱負を語った。フェルスタッペンは過去2年で2勝を挙げており、3連覇を懸けてメキシコシティへと乗り込む。

跳馬を警戒「3連覇達成の障害はフェラーリ」

マックス・フェルスタッペン

過去2年間で2連覇したグランプリだし、メキシコでのレースが楽しみだよ。地元ファンのF1に対する情熱が凄いから、メキシコでのグランプリはいつも最高だ。みんな本当にフレンドリーで、気負わないゆったりとしたメンタリティを持っている。そういうの好きなんだよね。それに、食べ物もとてもおいしい。

レースには大勢の人達が観戦に来てくれるし、ポディウム上ではマリアッチ（メキシコ音楽の演奏楽団）やDJによる演奏があったりして、あらゆる催し物がホント最高なんだ。

エルマノス・ロドリゲスは標高が高い場所にあるからグリップレベルが低い。その意味では、カレンダーの他のトラックと比べて異質なんだけど、走っていて本当に楽しいコースでもある。ここのコーナーはかなりテクニカルだから、全てを完璧にまとめ上げる必要があるけど、例年僕らレッドブルにとって相性が良いから心配はしていない。

ここ最近のフェラーリのペースを考えると、今年は例年よりいくらか苦戦する事になるとは思うけど、それでもかなり良いレースができると思ってる。

メキシコGPの戦いの舞台となるのはエルマノス・ロドリゲス・サーキット。標高2300mの高地にあるため空気が薄く、エンジンの吸気効率・マシンの空力に大きな影響を及ぼす。昨年はマックス・フェルスタッペン（Red Bull）が優勝し、2位にセバスチャン・ベッテル（Ferrari）、3位にキミ・ライコネン（Ferrari）が続く結果となった。

F1メキシコGPは、日本時間10月25日(金)24時からのフリー走行1で幕を開ける。

F1メキシコGP特集