レッドブル・レーシングのクリスチャン・ホーナー代表、2019年F1メキシコGP決勝レースにてcopyright Getty Images / Red Bull Content Pool

苛立つレッドブル・ホンダ代表、最速マシンを手にしながら表彰台すら上がれず「恥辱だ」F1メキシコGP

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レッドブル・ホンダ勢は、ミルトンキーンズのチームが伝統的に強さを発揮してきた高地エルマノス・ロドリゲス・サーキットでのレースで苦難の一日を過ごす事となり、最上位がアレックス・アルボンの5位に留まる結果となった。

3連覇の期待が寄せられたマックス・フェルスタッペンは、レース開始早々にアクシデントに見舞われ最後尾に転落。驚異的な追い上げの結果、追い抜き困難なこのコースで6位にまで巻き返し、見事ドライバー・オブ・ザ・デイに輝いたものの、負け戦に終わったと言われてもやむを得ない。

冷却効率に課題を抱えるメルセデス勢が、ボディーワークの開口部を大きく取り、ダウンフォースの妥協を強いられていたのとは対象的に、ホンダ製F1パワーユニットを積むレッドブル勢は、高地である事を逆にアドバンテージとした。ペナルティのためにポールポジションこそ失ったものの、RB15は週末を通しての最速マシンであり続けた。5-6位で満足できるはずもない。

クリスチャン・ホーナー代表は「本来であれば、もっと多くの事を達成できたはずだけに、ストレスが溜まる一日になってしまった」と苛立ちをあらわにし、フェルスタッペンのレースについて質問されると「恥辱だ」と答え、次のように続けた。

「マックスは堅実なスタートを決めた後、最初の数コーナーで、ルイス(ハミルトン)とホイール・トゥ・ホイールの激しいバトルを繰り広げたが、芝生の上に押し出される格好となり、かなりのポジションダウンを強いられた」

「フィールドを通して巻き返しを図る最中、バルテリ(ボッタス)のフロントウイングの翼端板がマックスのリアタイヤに引っ掛かったことでタイヤがパンクしてしまい、その状態でほぼ丸1周を走行しなければならなかった」

「ピットインを行ってハードタイヤに履き替えたものの、その後チェッカーまでの66周を1セットのみで走り続けなければならず、実質的に彼のレースはそこで終わってしまった」

「アレックスの方は、レース序盤の混乱を掻い潜って3番手に浮上した後、2ストップ戦略のために早い段階でピットインさせたのだが、サインツの後方でコースに戻ったため、アウトラップで少しタイムを失ってしまった」

「アレックスはその後、素晴らしいペースを発揮したが、結果として1ストッパーの方が速かったため、ギャップを縮めることは不可能だった。彼は毎週末、見事な成長を見せており、徐々に(目指している)ペースに迫る速さを見せつつある」

「今週末の我々は非常に速いマシンを手にしながらも、リザルトとしては5位と6位に終わり、期待していた結果には届かなかったが、前向きな収穫が幾つかあった事は救いだ」


2019年F1第18戦メキシコグランプリ決勝レースでは、3番グリッドからスタートしたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが通算83勝目を上げ優勝。2位はセバスチャン・ベッテル、3位はバルテリ・ボッタスという結果となった。

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