キミ・ライコネン、2連続戒告でグリッド降格テンパイも「今シーズン最高の出来だった」と結果に満足
アルファロメオのキミ・ライコネンはF1メキシコGP予選の最中にピットレーンとコースとを隔てる白線を横切った事で戒告処分を受けた。これは累積2回目の戒告で、10グリッド降格ペナルティまで後1回に迫った。
ランス・ストロール(アストンマーチン)の単独クラッシュにより赤旗が振られた際、ライコネンは一旦ピットレーンに進入したものの、どういうわけかステアリングを切って再びコースに戻った。
セッション終了後の審議を経てスチュワードは、ライコネンがFIAスポーティング・コードに違反したと結論付け、戒告処分を言い渡した。結果、予選12番手というリザルトは維持される事となったが、降格ペナルティがまた一歩近づいた。
ライコネンはグランプリ初日にもトラックリミットで戒告処分を受けている。シーズン中に3回の戒告処分を受けると、自動的に10グリッド降格ペナルティが科せられる。
もっともライコネンは、予選での自身のパフォーマンスとリザルトに満足しているようで「今日の結果には満足して良いと思う。今シーズン最高の出来だったからね」と語った。
「かなり接近していたから、場合によっては一つ上か、それとも下か、良い方にも悪い方にもなり得ただろう。全体的にはOKだ」
「とは言え、まだ予選が終わっただけで、ポイントを持ち帰りたいなら明日も良い仕事をしなきゃならない。ベストを尽くして頑張ってみるよ。その上で何位でチェッカーを受けられるか見てみるつもりだ」
角田裕毅とランド・ノリスがPU降格ペナルティを受ける事から、ライコネンは決勝を入賞圏内10番グリッドからスタートする事になる。
2021年 F1メキシコグランプリ決勝レースは、日本時間11月7日(日)28時にスタートの時を迎える。全20台が1周4,304mのエルマノス・ロドリゲス・サーキットを71周する事でチャンピオンシップを争う。