ジャック・ドゥーハン、PUトラブルで走行ロスも「一生忘れられない最高の経験」初陣での走りを評価するアルピーヌ
ロードレース世界選手権500ccクラスで5年連続のチャンピオンを獲得したミック・ドゥーハンを父に持つジャック・ドゥーハンが、F1メキシコGPのFP1でエステバン・オコンのクルマに乗りグランプリデビューを果たした。
残念ながらパワーユニットのトラブルにより走行僅か13周に終わったものの、ドゥーハンはアルピーヌに感銘を与えたようだ。
スポーティング・ディレクターを務めるアラン・パーメインは「素晴らしい仕事ぶりだった」と述べた。
「メキシコシティのコースは特に、初めて走行するドライバーにとっては簡単なコースではないものの、彼は確かにその力を十分に発揮してみせた」
「残念ながらパワーユニットのトラブルでセッションが若干早く終わる事となったが、走行中は非常に賢明で、1周ごとにスピードを上げていき、我々に素晴らしいフィードバックを与えてくれた」
1分24秒615の19番手タイムを残したドゥーハンは「素晴らしい経験だった。この機会を与えてくれたアルピーヌに感謝している」と振り返った。
「今日のためにエンストンや現場のエンジニアと取り込み、シミュレーターでも走り込んできたし、入念に準備を重ねてきた」
「本来であればもっと走る予定だったんだけど、残念ながらクルマに些細なトラブルが出てしまい、早々に切り上げなければならなかった」
「モータースポーツの世界ではこういう事も起きる。グランプリの週末にここで13周を走れて最高の経験ができた。一生忘れない」
「今週末はチームと一緒に行動して学習と経験を更に深めていくつもりだ。エステバンとフェルナンドが揃ってポイントを獲得できることを期待している」
FP2は前戦アメリカGPに続き、2023年仕様のタイヤ開発テストに割り当てられた。2022年F1メキシコGPのFP1ではフェラーリの2台がタイムシートのトップを独占。これにレッドブルの2台が同タイムで続く結果となった。
メキシコグランプリの3回目のフリー走行は日本時間10月29日(土)26時から、公式予選は同29時から1時間に渡ってエルマノス・ロドリゲス・サーキットで開催される。