モータースポーツ生誕125周年を祝う特別カラーのメルセデスF1 W10copyright Mercedes

モータースポーツ生誕125周年…メルセデス、母国ドイツに白色塗装の特別なW10を投入

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メルセデスAMGは、母国ホッケンハイムリンクで開催される2019年F1第11戦ドイツGPで、モータースポーツ生誕125周年を記念して、白色に塗装された特別仕様のW10を走らせる。

公開された画像からは、ベース色が銀色から白色へと変更され、ノーズ脇に筆記体で「Mercedes」の文字が刻まれている事が確認できる。また、ノーズ先端には、1926年にベンツとダイムラーが合併した際にデザインされた昔のロゴがプリントされている。

メルセデスのレーシングカーは伝統的に白く塗装されていたが、そのカラーリングは1934年6月3日を堺に一変。この日ニュルブルクリンクで開催されたレースにおいて、総重量750kg以下という新しい規制に対応させるために、塗装を剥ぎ金属製ボディーが露出した”シルバーアロー”が誕生した。

モータースポーツ生誕125周年を祝う特別カラーのメルセデスF1 W10のフロントノーズ

今回のレースはメルセデスにとって母国GPというだけでなく、ワークス参戦200戦目の節目のレースでもあり、タイトルスポンサーを務める重要な一戦となる。更に、今年はモータースポーツが歴史に初めて名を刻んだ1894年から数えて125年という記念的な年でもある。

125年前の1894年7月22日の朝、21人の勇敢なドライバーたちが、パリ・ブローニュの森のすぐ隣にあるマイヨ通りにクルマを並べた。名目的には自動車の信頼性比較テストであったが、午前8時にスタートするや否や競争となり、これが後に、世界初の自動車レースとして記録される事となった。

スタート地点のパリからゴールのルーアンまでの総距離は127キロメートル。17時40分に最初の一台がフィニッシュラインを駆け抜け、最終的に17台の車両が完走を果たした。この内の9台は、ゴットリープ・ダイムラーが発明した3.5馬力(2.6kW)の2気筒V型エンジンを搭載していた。

世界初の自動車レースで2位を獲得したプジョー、ダイムラーが設計したガソリンエンジンを搭載していた
© Mercedes / ダイムラーが設計したガソリンエンジンを搭載したプジョー。2着だったものの、安全性や信頼性等の総合評価で優勝という結果を手にした。

「今年のドイツGPは我々にとって非常に特別なイベントだ」とトト・ウォルフ代表。「今回のグランプリはメルセデスにとってF1参戦200戦目の節目であり、我々はタイトルスポンサーを務める。それに加えて、モータースポーツ生誕125周年についても祝う予定だ」

「1894年に世界初の自動車レースがパリをスタート地点、ルーアンをゴールとして開催され、そのウィニングマシンには、ゴットリープ・ダイムラーがデザインしたエンジンが搭載されていた」

「モータースポーツの歴史はこの日から始まった。我々はこの偉大な歴史の次のチャプターの担い手である事を心から誇りに思っている。我々はこれに敬意を表すために、記念のカラーリングでレースをする」

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