アストンマーチンのデモ走行を行うレッドブル・ホンダのピエール・ガスリー
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ピエール・ガスリー「凄く好調、次戦ホッケンハイムが待ち遠しい」

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レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーが、ホッケンハイムリンクで開催される2019年FIA F1世界選手権第11戦ドイツGPに先立って抱負を語った。ガスリーは前戦イギリスGPで、F1キャリアベストの4位入賞を達成。成績不振からの脱却の兆しを見せ始めている。

トロロッソから参戦した昨年のドイツGPでは、レース前に全エンジンコンポーネントを交換。ガスリーは降格ペナルティを受けて最後尾からスタートした。終盤に予想されていた雨を待ってスティントを伸ばしたものの、いざ履き替えたフルウェットが機能せずギャンブルは失敗。14位フィニッシュに終わった。

ガスリーはシルバーストンでの4位入賞によって、チャンピオンシップでの総獲得ポイントを55点に伸ばした。だが、ランキング5位のシャルル・ルクレールが表彰台に上がったため、前とのギャップは拡大。70点ビハインドの6位に留まっている。

凄く好調、ホッケンハイムが待ち遠しい

ピエール・ガスリー

この前のシルバーストンは凄く好調だったし、次のドイツラウンドが楽しみでしょうがないよ。この勢いを更に前進させたい。火曜日のピレリタイヤテストに参加した後は、数日休みを取って、その後はまた一生懸命にトレーニングに励み、次のレースで再びビーストに乗り込むつもりだ!

ホッケンハイムはお気に入りのサーキットだけど、レースをする上では、現在のレイアウトよりも以前のものの方が好きだった。そうは言っても、今のレイアウトもかなりエキサイティングだし、昨年のレースはかなり色々な事が起きて凄かったね。(ホッケンハイムは2002年に全長が大幅に短縮された)

僕は、コース最後のスタジアム・セクションが一番好きなんだ。最もテクニカルでチャレンジングだからね。ホッケンハイムリンクは、僕のレースキャリアの中で唯一、レース中に消火器の中身が顔面にぶちまけられた場所だから縁起は良くないけど、今年は良いレースが出来る事を祈ってる!

(ガスリーはGP2時代の2016年、ホッケンハイムでのレース中に車載消化器が漏れ出るトラブルに見舞われた。3位でフィニッシュし表彰台に上がったものの、レース後車検で消火器の中身が空であったため失格処分となった)

ホッケンハイムリンクのコースレイアウト2018年版


ドイツGPの戦いの舞台となるのは今季限りでのカレンダー脱落が危ぶまれているホッケンハイムリンク。全長4574mのコースには4箇所のヘビーブレーキングゾーンがあり、1周の約15%は制動に費やされるため、ブレーキへの負荷が高い。

昨年のグランプリでは、オイル漏れトラブルのために14番グリッドからスタートしたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンが大逆転勝利。2位にバルテリ・ボッタスが続きシルバーアローが圧倒。3位はフェラーリのキミ・ライコネンという結果だった。

F1ドイツGPは、日本時間7月26日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

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