マクラーレンのインディカーマシン

マクラーレン、2020年インディカーへのフル参戦を正式発表

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マクラーレン・レーシングは8月9日、アロー・シュミット・モータースポーツ・ピーターソン(SPM)と提携し、2020年シーズンより米インディカー・シリーズへフル参戦することを正式発表した。マクラーレンが最後にインディカーにフルタイム参戦したのは1979年が最後であり、実に41年ぶりの復帰となる。

マクラーレンとのパートナーシップ締結を受け、チームは「アロー・マクラーレン・レーシングSP」へと名称を変更し、2020年のインディカー・シリーズに2台体制で参戦する。チームのタイトルスポンサーは引き続きアロー・エレクトロニクスが担当する。

チーム運営は従来どおりSPMが行い、マクラーレン側は、技術面や営業及びマーケティング面を担当する。SPMの共同創業者であるサム・シュミットとリック・ピーターソンは、引き続きチーム代表としての職に留まる。マクラーレンのスポーティング・ディレクターを務めるジル・ド・フェランもプロジェクトに関与するという。

インディカー・シリーズには現在、ホンダとシボレーの2つのマニュファクチャラーがエンジンを供給しているが、マクラーレンはシボレーを搭載する。マクラーレンのザク・ブラウンCEOは「マクラーレンとシボレーは、北米において特別な歴史を紡いできた間柄であり、インディカーへのフル参戦を果たすに際して相応しいエンジンパートナーだ」と語った。

ドライバーラインナップに関する発表はない。SPMは今年、ジェームズ・ヒンチクリフとマーカス・エリクソンを起用しているが、マクラーレンは2017年と2019年の2度に渡って、フェルナンド・アロンソと共にインディ500へのスポット参戦を果たしている。

マクラーレンでの出走を仄めかすヒンチクリフ