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マクラーレンF1、従業員による内紛疑惑を否定「ウィットマーシュは既に部外者。発言は軽率」と批判

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従業員による内紛が報じられているマクラーレンF1チームは6月20日(水)に声明を発表、疑惑を否定した。かつて名門と讃えられた英国のチームは長引く成績不振に苦しんでおり、組織内には不穏な空気が流れている。

マクラーレンは継続的にF1ワールドチャンピオンをドライバーに起用するも、2013年以降はF1で1勝も出来ておらず表彰台からも遠ざかっている。選手権争いをターゲットに「ホンダではないエンジンを積みさえすれば優勝できる」と喧伝、今年ルノーエンジンと契約を結んだものの、依然として予選最終ラウンド進出すらおぼつかない状態にある。

このような状況の中、先日、英国のタブロイド紙「Daily Mail」がマクラーレンチーム内に決起の動きがあると報道。チーム内には、ザク・ブラウンCEOやエリック・ブーリエ代表ら首脳陣に対する不満が高まっており、従業員の一部が、かつてチーム代表を務めていたマーティン・ウィットマーシュに解決のための協力を仰いだという。

ウィットマーシュはキャリアの大部分をマクラーレンで過ごし、2009年にチーム代表に就任。ロン・デニスがマクラーレン・グループのCEOに復帰した直後の2014年、チームを追われた。ウィットマーシュはマクラーレンの大株主であるマンスール・オジェと親しい間柄にあるとされる。

ウィットマーシュは「首脳陣の間には政治的なしがらみが多く、去るべき者が多い」と指摘。今年4月に解雇された最高技術責任者(CTO)ティム・ゴスに対する人事にも疑問を呈し、オジェに対して自身の懸念を伝えたという。これに対してマクラーレンのスポークスマンは次のように反論。ウィットマーシュは既に部外者であり、発言は軽率であると批判した。

「マーティンは長らくマクラーレンで仕事をしてきましたが、彼が去ってから既に数年が経過しており、彼は我々の将来に一枚噛んでいるわけではありません。彼には自らの意見を表明する権利がありますが、我々の見解では、彼の発言は誤った情報に基づく軽率なものです」

「マクラーレンの全てのメンバーは皆、懸命に仕事に取り組んでおり、過去ではなく未来を見据えて集中しています」