大手放送局CNBC、ザウバーとの提携解消 マクラーレンF1のスポンサーに就任
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2018年1月23日、マクラーレンF1はニュース専門放送局CNBCとの複数年契約締結を発表した。CNBCはニュース通信社ダウ・ジョーンズと、米大手テレビネットワークのひとつNBCが共同設立したTVメディア、月間視聴者約3億人を誇る世界でも有数のビジネス・金融ニュースネットワークとして知られる。
マクラーレンのザク・ブラウンCEOは、同社とCNBCとの共通点は「グローバルな業界リーダー」であると強調。発表と時を同じくしてCNBCインターナショナルに出演し、本パートナーシップの意義について熱弁を振った。CNBCインターナショナルの社長を務めるKC・サリバンは、マクラーレン共に働くことを楽しみにしている、との短い声明を発表した。
CNBCは2015年にザウバーF1チームとパートナーシップを結び、3シーズンに渡って同チームに資金を提供してきた。フェラーリ最新パワーユニットの供給を受ける今年、ザウバーはFCA傘下のアルファロメオをタイトルスポンサーに迎え入れる。
年間100億円超とも言われるホンダからの巨額の資金提供を失ったマクラーレンは、大口スポンサー獲得によって財務状況を改善させたいところだが、今年もタイトルスポンサーは不在となる見込み。