レッドブルのセルジオ・ペレスとチーム・コンサルタントのヘルムート・マルコ、2022年7月9日にレッドブル・リンクで行われたF1オーストリアGPにて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

差別物議…ペレスに対する「侮辱的」発言を謝罪するヘルムート・マルコ

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セルジオ・ペレス(レッドブル)に対する差別的な発言が波紋を呼ぶ中、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコが謝罪した。

マルコはF1イタリアGP翌日の月曜、墺「ServusTV」の中でペレスのパフォーマンスについて語り、僚友マックス・フェルスタッペンに対する遅れの一因が国籍、文化的背景にあると仄めかした。

マルコは番組の中で「ペレスは予選で問題を抱えている。彼は南米人であり、マックス(フェルスタッペン。オランダ人)やセバスチャン(ベッテル、ドイツ人)ほど完全に集中していない」と語った。

ペレスのみならず全ての南米人に対する差別と受け取られた事などから、ソーシャルメディア上で多くの批判が飛び交った。またペレスはメキシコ人、つまり南米ではなく北米に属する国の出身であるため、メキシコ国内でも注目を集めた。

同じく母国オーストリアの「OE24」によると、発言の真意についてマルコは「そういう意味ではなかった。私が言いたかったのは、メキシコ人はドイツ人やオランダ人とは異なるメンタリティを持っているということだ」と釈明したが、その後、ServusTVの公式サイトを通じて次の声明を発表し、謝罪した。

「セルジオ・ペレスに対する私の侮辱的な発言(9月4日(月)、ServusTV Sport and Talk)について謝罪すると共に、如何なる国や人種、民族の人々について一般化できるものではないことを明確にしたい」

「私は今年のチェコのパフォーマンスにバラツキがある事を指摘しようとしたが、これを彼の文化的背景のせいにするのは誤りだった」

マルコは元F1ドライバーとしての活躍や1971年のル・マン24時間レース制覇を経て、過去20年に渡りレッドブルのジュニアドライバープログラムに関与。チーム代表のクリスチャン・ホーナーと並び、2人しかいないレッドブル・レーシング社の取締役の一人を務める人物で、その率直で自由奔放な発言は度々、注目を集めている。