ランド・ノリスがユーロ2020決勝観戦後に強盗に…マクラーレンGTに乗り込む際に超高級腕時計奪われる
マクラーレンは英国現地12日(月)、ランド・ノリスが強盗に遭った事を明らかにした。幸いにも身につけていた時計が奪われたのみで本人に怪我等はないとの事だが、チームによるとショックを受けているという。
事件は11日(日)にウェンブリー・スタジアムで行われたイタリア代表対イングランド代表のユーロ2020決勝後に発生した。
この試合はイングランドにとって、優勝を飾った1966年のワールドカップ決勝以来の大一番で、ノリスを含めて6万人の観客が現地で観戦していたが、同時にチケットを持たない酔っぱらいがスタジアムに押し寄せ会場は騒然とした雰囲気に包まれた。
イギリスの日刊タブロイド紙「The Sun」によると暴動の数は2,500人を超え、キックオフ前には勝手に他人の席を占拠したフーリガン達がスタジアム内で大暴れし、ノリスは試合後に帰宅しようとしたところ4万ポンド、日本円にして600万円超えのリシャール・ミルRM11-03と思われる超高級時計を奪われたという（実際にはRM67-02であった事が判明）。
リシャール・ミルはマクラーレンのスポンサーを務めており、世界500本限定で初のコラボレーション時計「RM 11-03 オートマティック フライバック クロノグラフ マクラーレン」を発売している。
報道によるとノリスは試合後に2600万円超えのスーパーカー、マクラーレンGTに乗り込む際に暴徒に待ち伏せされ、2人がかりで時計を奪われたという。目撃者の証言によると「ランドはかなり動揺していた」との事で、チームのスポークスマンは今週末のイギリスGPに向けてノリスをサポートしていくとしている。
なおロンドン警視庁の発表によると一件に関連して少なくとも86名の逮捕者が出ているようだが、ノリスを襲った強盗の行方については現時点で明らかになっていない。
ユーロ2020決勝はルーク・ショーとレオナルド・ボヌッチが各々1点を挙げて1-1で90分間が終了。PK戦を3-2で制したイタリアが1968年以来、53年ぶりに2度目の欧州王者に輝いた。
PKを外したイングランド代表のマーカス・ラッシュフォード、ジェイドン・サンチョ、ブカヨ・サカに対してはソーシャルメディア上で人種差別的なコメントが飛び交い、ルイス・ハミルトン（メルセデス）が3選手をサポートする立場を表明している。
