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F2事故のコレアの容態が悪化、急性呼吸不全で予断許さぬ状況に
ロンドンの専門病院へと移送されたファン・マヌエル・コレアの容態が悪化。急性呼吸不全のために集中治療室での治療が行われており、予断を許さない状況にある事が分かった。
コレアは先週末のFIA-F2選手権ベルギー大会で発生したマルチクラッシュに巻き込まれ、両足の骨折と軽度の脊椎損傷を負った。地元リエージュ大学病院で手術が行われ、その後専門的な治療を受けるために渡英したものの、容態が悪化した。
6日にコレアの家族が発表した声明によると、ロンドンに到着したコレアは合併症に見舞われ、急性呼吸促迫症候群と診断された。これは急速に低酸素状態の呼吸不全になる病気で、激しいクラッシュに見舞われたドライバーに良く見られる症状だという。だが残念なことにコレアはその後、急性呼吸不全に陥った。
コレアは現在、呼吸器損傷を専門とする集中治療室で治療を受けており、意図的な昏睡状態にされ生命維持装置に繋がれた状態にある。声明によると、コレアの容態は安定しているものの、予断を許さない状態にあるという。
声明は「私たちはこの機会を利用して、(アントワーヌ)ユベール家の方々に哀悼の意を表したいと思います。彼を失ったご家族の心境を思うと、深い悲しみと絶望を感じずにはいられません」とのコメントで結ばれた。
コレアと同じく事故に巻き込まれたアントワーヌ・ユベールは、事故発生から1時間半後に死亡が確認された。