
マクラーレン前進でピアストリ最速! ホンダ勢は堅実周回、レッドブル刷新も中団に沈む / F1日本GP 2026《FP2》結果と詳報
2026年F1第3戦日本グランプリのフリー走行2回目(FP2)が3月27日(金)、鈴鹿サーキットで行われ、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が1分30秒133をマークし、好調続くメルセデス勢を僅差で抑えてトップに立った。
2番手には前戦の勝者であるアンドレア・キミ・アントネッリ、3番手には現在チャンピオンシップをリードするジョージ・ラッセルが続いた。ラッセルとピアストリの差は0.205秒で、上位勢の争いは非常に拮抗している。
アストンマーティン・ホンダ勢は、フェルナンド・アロンソが24周を走り込んで19番手、ランス・ストロールが21周を走って21番手という結果だった。
セッションを通じては、再舗装された路面や風の影響が各ドライバーを悩ませた。スプーンカーブではランド・ノリス(マクラーレン)をはじめ、多くのマシンがコース外へはみ出す場面が見られ、走行ラインの維持に苦戦する様子がうかがえた。
明暗マクラーレン、苦悩するフェラーリ
Courtesy Of McLaren
ガレージ内でジャッキアップされたランド・ノリス(マクラーレン)のマシンを整備するクルー、2026年3月27日(金) F1日本GPフリー走行2(FP2)
ピアストリが最速を記録して好調を示した一方、チームメイトのノリスはメカニカルトラブルに翻弄された。ノリスのマシンは開始前から油圧系統に不具合を抱え、開始20分を過ぎてようやくコースインしたものの、わずか2周で再びピットへ帰還を余儀なくされた。
ガレージ内でのチェックを経て、セッション終盤に再び送り出されたノリスは、トラブルにより走行機会が削られながらもピアストリに0.516秒差の4番手タイムを記録。マクラーレンMCL40のポテンシャルの高さを示した。
シャルル・ルクレール(フェラーリ)は5番手でセッションを終えたが、課題が残るセッションとなった。序盤のミディアムタイヤではピアストリとトップ争を繰り広げたが、ソフトタイヤでの1周目は挙動を激しく乱してタイム計測を中断。最大グリップを引き出せなかった。6番手にはチームメイトのルイス・ハミルトンが続いた。
レッドブル、大規模刷新も実らず中団に
レッドブル・レーシングは、ポイント争いすら危ぶまれるほどの苦戦を強いられている。エースのマックス・フェルスタッペンはトップから1.376秒遅れの10番手に沈み、僚友のアイザック・ハジャーも15番手にとどまった。
今回の鈴鹿でレッドブルは、RB22に大規模なアップグレードを投入した。サイドポッドインレット、エンジンカバー、フロア、リアコーナーに至るまで広範囲に手が加えられたが、現時点ではパフォーマンス向上にはつながっていない。
クルマの挙動には課題があり、特にターン6付近で顕著なアンダーステアが見られた。フェルスタッペンのドライビングスタイルに合致しておらず、コーナーでの回頭性の不足がタイムロスの一つの要因となっている。
上海でのERS系統の冷却トラブルに続き、チームは依然として技術的な課題を抱えている。アップグレードがバランスを崩している可能性もあり、チームは2日目に向けてセットアップの抜本的な見直しを迫られることになりそうだ。
中団の躍進、相次ぐ信頼性の課題
中団グループでは、過去2戦でアストンマーティン・ホンダと下位を争ってきたウィリアムズの速さが目立った。アレックス・アルボンはセッション開始直後にターン1で停止するトラブルや、計測中のトラフィックに見舞われながらも、最終的に8番手タイムを記録。僚友カルロス・サインツも14番手に入り、一定の進歩を感じさせた。
ウィリアムズを破り、ベスト・オブ・ザ・レストの座につけたのはニコ・ヒュルケンベルグ(アウディ)だった。今季初入賞に向け、アルボンに0.055秒差の7番手をマークした。一方で僚友ガブリエル・ボルトレートはパワーユニットの問題で大半をガレージで過ごし、16番手に沈んだ。
小松礼雄チーム代表にとってのホームレースを迎えるハースも好調を維持している。オリバー・ベアマンが9番手に入り、エステバン・オコンが11番手につけた。対照的に、過去2戦で競争力を発揮してきたアルピーヌ勢は、ピエール・ガスリーが14番手、フランコ・コラピントが17番手と後退した。
ノリスやボルトレート以上に、信頼性のトラブルに苦しんだのはアーヴィッド・リンブラッド(レーシング・ブルズ)だった。リンブラッドは鈴鹿初走行ながらもFP1で堅実なパフォーマンスを見せたが、FP2ではコースインした直後にギアボックスのトラブルを報告。わずか1周でセッションを切り上げた。
3回目のフリー走行は、日本時間3月28日(土)11時30分から1時間の日程で開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。
2026年F1第3戦 日本GP フリー走行2(FP2)リザルト
| Pos | No | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 1:30.133 | 0.000 | 29 |
| 2 | 12 | キミ・アントネッリ | メルセデス | 1:30.225 | 0.092 | 28 |
| 3 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:30.338 | 0.205 | 29 |
| 4 | 1 | ノリス | マクラーレン | 1:30.649 | 0.516 | 17 |
| 5 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:30.846 | 0.713 | 28 |
| 6 | 44 | ハミルトン | フェラーリ | 1:30.980 | 0.847 | 27 |
| 7 | 27 | ヒュルケンベルグ | アウディ | 1:31.441 | 1.308 | 27 |
| 8 | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 1:31.496 | 1.363 | 30 |
| 9 | 87 | ベアマン | ハース | 1:31.498 | 1.365 | 28 |
| 10 | 3 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:31.509 | 1.376 | 29 |
| 11 | 31 | オコン | ハース | 1:31.532 | 1.399 | 30 |
| 12 | 30 | ローソン | レーシングブルズ | 1:31.590 | 1.457 | 31 |
| 13 | 55 | サインツ | ウィリアムズ | 1:31.608 | 1.475 | 30 |
| 14 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 1:31.734 | 1.601 | 29 |
| 15 | 6 | ハジャー | レッドブル | 1:31.759 | 1.626 | 29 |
| 16 | 5 | ボルトレート | アウディ | 1:31.933 | 1.800 | 11 |
| 17 | 43 | コラピント | アルピーヌ | 1:32.438 | 2.305 | 28 |
| 18 | 77 | ボッタス | キャデラック | 1:32.615 | 2.482 | 28 |
| 19 | 14 | アロンソ | アストンマーティン | 1:33.596 | 3.463 | 24 |
| 20 | 11 | ペレス | キャデラック | 1:33.689 | 3.556 | 14 |
| 21 | 18 | ストロール | アストンマーティン | 1:33.951 | 3.818 | 21 |
| 22 | 41 | リンブラッド | レーシングブルズ | 1 |
コンディション
| 天気 | 晴れ |
|---|---|
| 気温 | 17℃ |
| 路面温度 | 33℃ |
セッション概要
| グランプリ名 | F1日本GP |
|---|---|
| セッション種別 | フリー走行2 |
| セッション開始日時 |
サーキット
| 名称 | 鈴鹿サーキット |
|---|---|
| 設立 | 1962年 |
| 全長 | 5807m |
| コーナー数 | 18 |
| 周回方向 | 時計回り |