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日本GP公式予選で圧巻の走りを見せポール・ポジションを獲得したメルセデスのルイス・ハミルトンは、チームスタッフを労いながら、念願の鈴鹿初ポールを果たした喜びを語った。
これまで鈴鹿で2度優勝を飾っているものの、ポール・ポジションは一度も無かったハミルトン。今日のポールによって、今シーズンの全20のサーキット全てでポールを獲った事のある唯一のドライバーとなった。また、2006年にミハエル・シューマッハが叩き出した1分28秒95の鈴鹿コースレコードをも塗り替え、ポール獲得数記録も歴代最高の71回に更新、前人未到の記録を打ち立て続けている。
チャンピオンシップのライバルであるフェラーリは、今日のメルセデスの速さを前に為す術を持たなかった。メルセデスのトト・ウォルフは「鈴鹿の路面表面、レイアウト、温度のコンビネーションは、先週のセパンよりもはるかに我々に適している」と語る。残念ながら、フェラーリの付け入る隙は見当たらない。
唯一期待できるのは、明日の決勝が今日よりも暖かくなりそうだという事。路面温度が高くなれば、メルセデスがスーパーソフトタイヤに苦戦する可能性が大きくなり、フェラーリにもチャンスが出てくると見込まれる。
待ちに待った鈴鹿初ポール!
ルイス・ハミルトン予選: 1位, FP3: 2位
ここには何度も来てるけど、鈴鹿で初のポール・ポジションだよ!待った甲斐があったね。全てのセッションで一つもミスしなかったし、どんどん良くしていけたんだ。予選Q1で基礎を作って、それをベースに組み立てたんだ。
この瞬間をずっと待ってたよ。Q3でラップをまとめきれた時の気分はもう最高だったよ。今年の速いマシンで鈴鹿を走れるなんて最高さ。今までだって素晴らしいサーキットだったけど、この車に乗ってるとそりゃもう刺激的なんだ。この感動を皆にも感じてもらえたらいいのに…。これまでは、忙しないジェットコースターに乗ってるみたいな感じだったけど、今年のダウンフォースがある車だともう常軌を逸してるよ。車を思う存分に振り回せる感じが大好きなんだ。
フェラーリの速さはマレーシアで分かってるから、僕らがどこまで対抗できるか楽しみだね。日曜日の決勝を万全に戦えるだけのポジションを得ることができたよ。見てる人達が、僕らがどれだけ予選に力を注いでるかって事に気付いてるかは分からないけど、チームは正しいタイミングで空いてるスペースに車を送り出し完璧な仕事をしてくれた。おかげで僕は必要な仕事に集中できたんだ。チームにものすごく感謝してるよ。皆の素晴らしい仕事を明日のレースに活かしたいよ。
2017年第16戦F1日本GP決勝レースは10月8日(日)14時から、1周5.807kmの鈴鹿サーキットを53周することで争う。