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日本GPの金曜フリー走行を終えたレッドブルのダニエル・リカルドは、ウエットタイヤの持ち数が少ないことに言及し、来年以降のレギュレーション変更を求めた。
6日午後2時から行われた2回目のフリー走行は土砂降りとなった。セッション前半は走行出来ず走れたのは後半の45分間のみ、タイムを出した車は5台だけであった。リカルドはコースに出なかった理由として、明日の予選も雨が降る可能性があったためフルウェットタイヤを温存する選択をした、と説明した。
1イベントにおけるタイヤの供給数はFIAの規約で定められている。レギュレーションではドライタイヤ13セット、インターミディエイトタイヤ4セット、ウェットタイヤ3セットがグランプリ毎に配給される。
雨用タイヤが少なすぎる
ダニエル・リカルドFP1: 3位, FP2: no time
フリー走行1回目は、セッションの終わり頃に雨が降ってくると思ってたから、いつもより早くピットから出て、かなりの精力的に周回を重ねたんだ。フェラーリは強そうだったし、メルセデスは土曜日になると本気モードになるから、僕らはまだまだ改善していかなきゃならない。
でも、マシンバランスはなかなか良かったし、全体的には良いセッションになったと思うよ。ストレートで少し速さを失ったけど、すべてがエンジンのせいだとは思ってないんだ。ダウンフォースを増やしたんだけど、これがベストなセッティングなのかどうか、コーナーとストレートの両方のバランスを考えて、もう少し妥協したセッティングにした方が良いかを検討しなきゃね。
来年は少し変更が必要なんじゃないかって思うんだ。インターミディエイトタイヤは4セットだけど、ウエットタイヤは3セットしか供給されない。だから、僕らはFP2で走らなかったんだ。明日もまた雨が降る可能性が高いから、予選のために温存しとく必要があったんだよ。何台か走ったのは良かったけど、皆があの状況で走るには余分にウエットタイヤのセットが必要だと思うんだ。
2017年第16戦F1日本GP三回目のフリー走行は、10月7日(金)12時から、予選は同日15時から三重県鈴鹿サーキットで行われる。