ホンダF1、トロロッソの母国GPに気合十分「4戦連続入賞を目指す」
ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが、2018年FIA F1世界選手権第14戦イタリアGPに先立って抱負を語った。スクーデリア・トロロッソは昨年のレースで、ダニール・クビアトが12位、カルロス・サインツが14位でチェッカーを受けた。
イタリアGPはレッドブル・トロロッソ・ホンダの母国GPであり、モンツァ・サーキットはトロロッソがセバスチャン・ベッテルと共にチーム初優勝を飾った特別な場所。2008年のグランプリでベッテルは、大雨の予選と決勝を完全制覇しポール・トゥ・ウィン。当時の最年少優勝記録を塗り替えた。
トロロッソ・ホンダは7月の第11戦ドイツGPから3戦連続入賞を続けており、田辺はトロロッソの母国レースでの記録更新に意欲を燃やしている。だが、華やかで歴史がある今回の1戦はエンジン全開率が80%にも達する超高速バトル。冷却にも厳しく、パワーユニットの限界性能が問われる事となる。
トロロッソの母国で4戦連続入賞を目指す
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
イタリアGPはヨーロッパラウンド最後のグランプリであり、舞台となるモンツァ・サーキットには長い歴史と伝統があります。今年パートナーシップを結んでいるトロロッソはイタリアに拠点を置くチームですので、我々にとってもホームレースですし、いつにも増して特別な気持ちで週末に臨みます。
ベルギーGPが行われた先週のスパに続き、モンツァもまた高速サーキットとして知られるコースです。長いストレートを組み合わせたレイアウトが特徴で高いエンジン全開率を誇り、パワーユニットにはパワーと信頼性が求められます。我々のパッケージとは相性が悪く厳しい戦いが予想されますが、パフォーマンスを最大限に発揮し、母国の観衆の前で4戦連続のポイント獲得を目指して戦います。
イタリアGPの戦いの舞台となるのはフェラーリの聖地モンツァ・サーキット。1周5,793mのコースはエンジン全開率が80%近くにまで達する。昨年のグランプリでは、メルセデスのルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウインを果たし2連勝。2位はバルテリ・ボッタス、3位はセバスチャン・ベッテルという結果だった。
F1イタリアGPは日本時間2018年8月31日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。