アルボン、十八番の防衛戦を満喫「ノリスにとっては面白くなかったかもね!」ウィリアムズ移籍後初の連続得点
ウィリアムズF1チームは9月3日のF1イタリアGP決勝レースでアレックス・アルボンが7位、ローガン・サージェントが13位という結果だった。アルボンがウィリアムズ移籍後のキャリアで2戦連続ポイントを持ち帰ったのは今回が初。
車両パフォーマンス部門を率いるデイブ・ロブソンは「実力でポイントを取れると考えてモンツァに来たが、それを達成する事ができた」と振り返った。
「暑いコンディションは我々にとって理想的ではなかった。これは取り組むべき課題の一つであり、状況を改善するために努力している」
「両ドライバーは高いデグラデーションと暑いコンディションにも関わらず非常に良いパフォーマンスを見せてくれた」
「アレックスはまたも素晴らしい走りを見せ、レースを通して終始、マクラーレン勢を背後に抑えてみせた。ルイス(ハミルトン)から5秒以内でフィニッシュできなかった事は残念だが、予選での強いパフォーマンスを経てポジションを1つしか失わなかったのは素晴らしい結果だ」
「一時はポイント圏内を確保するかに思われるなど、ローガンも本当に良い走りを見せてくれた。だが最終的にはバルテリ(ボッタス)の方が速く、オーバーテイクされてしまった」
「とは言え、暑いローダウンフォース・コースで、ソフトコンパウンドでのレースを通して得られた経験は本当に貴重だ。2週間後のシンガポールに繋げてくれるだろう」
ウィリアムズ:F1イタリアGP決勝
アレックス・アルボン
決勝: 7位
開始: 6位
今回のレースは多分、これまでの中で一番タフだったけど、同時に一番誇らしく思えるレースになった。ランドにとっては面白くなかったかもしれないけど僕は楽しめたよ!
タイヤのデグラデーションが大きい厳しいレースになると覚悟していた。週末を前に予想していたよりも若干ペースが上がらなくて、4周目には、これは厳しい戦いになるなって思ったけど、頑張って後ろの連中を抑え続けた。
中古のミディアムタイヤとハードタイヤを選んだのは自分たちであって、自らレースを難しくしちゃったわけだけど、このレースはもう2度とやりたくないね。でも、結果には超満足してる。
2レース連続でポイントを獲得できて本当に嬉しい。開幕当初から見ると、これだけ進歩できるなんて驚異的だよ。
これからの数レースは楽にはいかないだろうけど、今はこの余韻に浸りたい。
ローガン・サージェント
決勝: 13位
開始: 15位
全体的に難しいレースだった。早めにハードタイヤに交換してワンストップを目指したんだけど、レース中のマシンバランスを考えると、あのスティントはちょっと長かったかもしれない。結局、クルマを最適なウインドウに入れる事はできなかった。
ハードタイヤをキープするのが難しく、オーバーステアに悩まされた。もしクルマをウインドウに入れる事ができていれば最後まで持ちこたえられたかもしれない。
次のレースに向けて懸命に仕事に取り組み、クルマを上手く機能させられるようなセッティングを検討し、いいペースで走れるようにしたい。
9月3日(日)にモンツァ・サーキットで行われた2023年F1第15戦イタリアGP決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が10連勝を飾った。2位はセルジオ・ペレス(レッドブル)。3位表彰台にはポールシッターのカルロス・サインツが滑り込んだ。
マリーナベイ市街地コースを舞台とする次戦シンガポールGPは9月15日のフリー走行1で幕を開ける。