ハースのケビン・マグヌッセンとバトルするレッドブル・ホンダのアレックス・アルボン、2019年F1イタリアGP決勝レースにて
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アルボン、5秒ペナ受けるも6位入賞「また一つ成長できたと思う」

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レッドブル・ホンダのアレックス・アルボンは「また一つ成長できたと思う」と述べ、6位入賞で終えたF1イタリアGPの決勝レースを振り返った。

開始直後、アルボンはブレーキング勝負を仕掛けて、一旦マクラーレンのカルロス・サインツを交わしかけたが、レズモでの立ち上がりで遅れてしまいグラベルに。ポジションを3つ落として11番手に後退した。

その後、ハースのケビン・マグヌッセンとのバトルの際にコース外へ。アドバンテージを得たと判断され、5秒ペナルティーの裁定が下った。26周目にピットへと入りミディアムタイヤに交換。ここで罰則を消化した。

33周目にアルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィを交わし6番手に浮上すると、そのままポジションを守りきり6位でチェッカーフラッグを受けた。クリスチャン・ホーナー代表は「ペナルティがあったものの上手くリカバーした」と評した。

また一つ成長できたと思う

アレックス・アルボン決勝: 6位, グリッド: 8番手

レースは計画通りには進まなかったけど、モンツァは僕らが得意とするトラックじゃないし、幾つかポジティブな収穫があったよ。予選ではかなり不運な出来事に巻き込まれてしまった上に、スタートは最高とはいかず、挽回するために奮闘しなきゃならなかったけどね。

残念ながら、ストレートでオーバーテイクできるだけのペースがなかったから、コーナーでタイムを稼がなきゃならなかった。その結果、サイド・バイ・サイドになる回数が多かった。一度グリップを失ってワイドに膨らんでしまった事があったんだけど、それから流れが悪くなったしまい、何回かコースオフがあって5秒ペナルティーを受けた。

それでも、レースペースは良くなってきてるし、個人的にも、スパから成長できたと思えてるから満足してる。次のシンガポールは僕らにとってもっと良い週末になると良いな。ここと比べてコーナー数も多いしダウンフォースも増えるからね。まだまだもっと上を目指せると思うし、自分としてももっと競争力を発揮できるって感じてる。


決勝レースでは、地元フェラーリのシャルル・ルクレールがポール・トゥ・ウイン。スパに続いて2連勝を上げ、2010年ぶりのモンツァでの勝利をフェラーリにプレゼントした。2位はバルテリ・ボッタス、3位表彰台にはルイス・ハミルトンが滑り込んだ。

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