角田裕毅、自身に苛立ちと失望「チームに申し訳ない」0.013秒差でQ3逃す…一方でレースに向けては
10番手通過を果たしたランド・ノリス(マクラーレン)に0.013秒及ばず11番手でQ2敗退を喫したF1イタリアGP予選を経て角田裕毅(アルファタウリ)は、マシン的にはQ3進出に足る速さがあったとして、自らに対して失望と苛立ちを感じていると明かした。
ハードタイヤの着用が義務付けられたQ1を4番手で突破した角田裕毅は、ミディアム指定のQ2でもニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)を1000分の8秒差で抑える10番手を記録し、1セット目の計測を終えてQ3圏内につけたものの、これを守り切る事はできなかった。
ヘルメットを脱いだ角田裕毅は「初日はかなり苦戦しましたが、2日目に向けてクルマにかなりの変更を加えた結果、それが上手くいって大きな一歩を踏み出す事ができました」と振り返った。
「FP3ではクルマのフィーリングがかなり良くなっており、予選での最終ラップはもっと上手くやれたと思うだけに、かなり悔しいですし、自分自身にガッカリしています」
「クルマ的にはQ3進出に足るペースがあったと思うので、チームには申し訳ないと思っています」
「予選でのコースポジションも良かったですし、チームは良い仕事をしてくれましたが、幾つかの場所でタイムを失ってしまい、自分自身にフラストレーションを感じています」
予選は納得のできるものとはならなかったが、重要なポイントが得られるのは決勝だ。11番手からの入賞に向けての自信のほどは如何ほどか?
角田裕毅は「明日に向けてレースペースはさほど悪くないように思いますし、トップ10に一番近い場所からのスタートですので、まとめ上げる事ができればポイントは可能だと思います」と語った。
2023年F1イタリアGP予選ではカルロス・サインツ(フェラーリ)がポールポジションを獲得。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)という結果となった。
決勝レースは日本時間9月3日(日)22時にフォーメーションラップが開始され、1周5793mのモンツァ・サーキットを53周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。